8日の初日3Rは、試走3秒29の好タイムをたたき出した伊勢崎の29期生・田中賢が20線から先手を取って鋭く攻め上がり、3周3角で先頭に立って快勝した。「前節は全然駄目だったけど、キャブ調整とタイヤを換えたら欲しかったレース足が出てくれた。エンジンが勝手に進んでくれましたよ」と納得の仕上がりに笑みを浮かべる。
「この動きなら大幅に整備をする必要はないでしょう。初日に使ったタイヤは練習から感じが良く、レースでもすごく良かった。ただ、あと4日もあるし他にもタイヤは探していきます」
2006年には、この大会の前身のスターライトチャンピオンカップを制した。「あのタイトルを思い出にはしたくないし、また取れるように頑張ります」。大会2日目は11Rに出走。気配は良好なGⅡレーサーが、勢いに乗って連勝を狙う。(佐藤雄二)