SGレース初優出へ意欲を燃やしている浜松の32期生・鈴木宏和。10メートルオープンで行われた3日目の準々決勝8Rは、スタートで2番手に飛び出しながらも岡松忠を攻略できず、早川清太郎にかわされ3着に敗れた。
「岡松さんがうますぎました。先に出れればよかったんですけど、スタートがいいときほど切れてはいない。もう少しですね」と持ち味としているSには納得していない様子。それでも準決勝に向け、「クラッチをいじってSは張り込みますよ」ときっぱり言い放つ。「3日目に使ったタイヤは跳ねたり滑ったりしなかった。レース後半にたれる感じもないし、このタイヤでいきます」と足回りにも不安はない。「今までSGの準決勝に乗った中で、エンジンは一番いいかもしれない。整備はほんの少しキャブを調整するくらいでいい。優出するチャンスだと思います」とマシンは納得の仕上がりだ。
4日目は準決勝12Rに出走。今年の目標に掲げる『SG初優出』を目指し、オート界屈指の電撃ダッシュを繰り出す。(佐藤雄二)