瀬戸際に立たされた地元川口の新鋭・黒川が勝負を懸ける。
初日3着の後で迎えた2日目1Rでは、好スタートを決めながらも浦田に速攻でかわされて5着に敗戦。「上積みを狙って普段と違う整備をしたら、動きが落ちて重かったですね」と苦笑いを浮かべた。それでも「やったヘッド回りを元に戻して、いつも通りに電気を調整すれば大丈夫だと思う」と、マシンの立て直しには自信を持っている様子だ。
オールスターは初出場だった2019年(浜松)に優出(6着)。思い出深い大会だけに、「今回も優出を目指したい。でも、準決勝に進まないと話にならない」と気を引き締める。
持ち味のスタートにも磨きをかける構え。「Sは浮き気味なんです。欲張ったクラッチのセットにしてあるので、失敗しないように、いつも通りのセットに戻す」と飛び出しに集中する。
「1着勝負みたいなものなので、S一撃を決めて逃げるだけ」
10Rは10メートルオープンの4枠から一気に主導権を奪い、32強入りを決める。【3連単】の狙い目は〔4〕〔8〕⇔〔7〕、〔4〕〔8〕⇔〔6〕。