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2021.7.2 04:50

【水上の女神~レーサーの素顔(230)】向井田真紀

向井田真紀

向井田真紀【拡大】

 多くの人に支えられ、そして刺激を受けて“勝負の世界”へと戻ってきた。2018年に一般男性と結婚した向井田19年2月から産休に入り、第1子を出産。そして今年5月のまるがめで復帰を果たした。

 「子どものそばにいてあげたい気持ちは強かったけど、レースを見ていたらボートに乗りたい気持ちが強くなってきた。年明けから5月の復帰を考えて、宮島で練習していました」

 水上では激しい戦いを繰り広げて、家では家事や育児と大忙しのママさんレーサー。「子どもは今、1歳半ですね。子育ては大変ですが、家族に協力してもらっています」と、心強い後押しがあるからこそ、安心してレースに臨める。

 それだけに「今はとにかく一走一走に集中していこうと思っています。結果も欲しいけど、まずは事故をせず、けがをせずに家に帰らないといけないので」と今まで以上に強い気持ちを胸にレースに挑んでいる。

 「やっぱり弟の存在は刺激になるし、私より先に産休から復帰して頑張っていた(弟・直弥の妻)滝川千依ちゃんも支えになった。あとは同期の女子。(産休中に)レースですごく頑張っていたのを見ていたので、私も頑張ろうと思った」

 向井田と同じ113期では、引退の危機を乗り越えた西舘果里が昨年11月の江戸川ヴィーナスシリーズでデビュー初V。同じ勝負の世界で奮闘する同期、そして家族とともに、これからも地道にレベルアップしていく構えだ。(立山友基)

 =次回は16日に掲載

■向井田真紀(むかいだ・まき) 1987(昭和62)年10月8日生まれ、33歳。広島県出身。113期として2013年11月に徳山でデビュー。弟は114期の佑紀(32)と109期の直弥(30)。趣味は野球観戦、ライブに行くこと。好きな食べ物はトマト、カレー、お好み焼き。次走は13日開幕の児島オールレディースに出場予定。157センチ、51キロ。血液型A。