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2021.5.21 04:59

【水上の女神~レーサーの素顔(227)】西橋奈未

西橋奈未

西橋奈未【拡大】

 苦しさ、悔しさをばねに急成長だ。福井支部のホープ・西橋の2021年後期適用勝率(昨年11月~今年4月)は6・61。7月からはA1級初昇格を果たす。

 16年11月のデビューから4年半でのトップランク昇格だが、「自分としては長かったです」と振り返る。

 「本当は20年後期(6・18)にA1級に上がるつもりだったんですけどね…。当時はへこんだけど、それがいい経験になって頑張れるようになった」

 20年後期のA1級ボーダーは6・20。コンマ02足りずに昇格を逃したのはさすがに悔しかったようだが、気づいたこともあった。

 「当時の自分はレースを楽しめていなかった気がします。そんなときにヤングダービー(昨年9月・びわこ)に出場したら、若い男子選手が楽しんで走っているのを見て、自分ももっとシンプルに走っていいのかなと思えた。いい刺激になりましたね」

 気持ちの変化はすぐに結果となって表れた。昨年11月の芦屋一般戦。予選を5戦オール連対でまとめた西橋は、準優のイン戦も制して絶好枠を獲得。男子の強豪を相手に押し切り、見事にデビュー初Vを飾った。

 「男女混合戦で男子の先輩たちと戦うときは、走り方を考えないといけない。新鮮だし勉強になります」

 今がまさに伸び盛りの24歳。さまざまな舞台での経験を糧にして、さらなる進化を遂げそうな西橋の今後の走りに注目したい。(立山友基)

 =次回は6月4日に掲載