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2021.5.7 05:00

【水上の女神~レーサーの素顔(226)】山下夏鈴

山下夏鈴

山下夏鈴【拡大】

 遠藤エミの優勝で幕を閉じた4月の多摩川ヴィーナスシリーズで成長の跡を残したのが、三重支部の若手注目株である山下だ。

 今年は3月の平和島でフライングを切り、F休み直前の多摩川は仕掛けが慎重になる場面もあったが、絶好枠や4カド戦では気合十分の速攻を繰り出して白星をゲット。2日目の不良航法が響いて予選突破はならなかったものの、節間5勝をマークする活躍だった。

 7月からの2021年後期適用勝率はキャリアハイの4.98。着実に地力をつけている山下には、心強い味方がいる。

 まずは夫の宇留田翔平だ。昨年12月にSNSで結婚を発表。「旦那さんのレースを見ていると、今は勝ってほしいという気持ちより、無事故で帰ってきてほしいと思うようになった。だから、自分も今まで以上に安全なレースをしようと心がけています」。夫婦レーサーいう立場になったことで、改めて無事故完走の大切さを痛感している。

 本部めぐみ、塩崎桐加ら同じ三重支部の先輩の存在も忘れてはならない。特に年齢の近い先輩である高田ひかるは「私の“精神安定剤”です(笑)」と言うほど頼れる存在。「伸び仕様のペラのたたき方とかを教わったりして、前よりも調整の幅は広がってきたと思います」と、山下の勝率アップへの貢献度は大きい。

 30日間のF休み明けとなる6月のからつには、高田とともに参戦。持ち味の活発な走りでシリーズを盛り上げてくれるはずだ。(立山友基)

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■山下夏鈴(やました・かりん)1997(平成9)年7月22日生まれ、23歳。三重県出身。121期として2017年11月に津でデビュー。夫は同じ三重支部で同期の宇留田翔平(24)。趣味は音楽鑑賞、ストレッチ、ドライブ、ショッピング、運動。好きな食べ物はオムライス、焼き菓子、モンブラン。159センチ、45キロ。血液型A。