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2021.4.30 05:00

【もっとボートレース】年末GPはかつてない激戦に

ボートレースクラシックで大会初&通算9度目のSG制覇を果たした石野貴之

ボートレースクラシックで大会初&通算9度目のSG制覇を果たした石野貴之【拡大】

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 今年最初のSG、福岡クラシックは、大阪支部のエース・石野貴之が、通算9度目のSG優勝を飾った。2019年のグランプリ覇者だが、昨年は年間2Vにとどまり、GP出場を逃すなど不振にあえいだ。

 「自分自身で原因は分かっているけど、これで改善できるかは分からない。でも、今の状況を打破しないといけない。まだ大きなことは言えないけど、これで少しは光が見えたと思う」

 石野の力強い言葉には、2年ぶり2度目のGP制覇へ、主役の座を譲らないという強い決意を感じる。

 一方、17年のGPを制した桐生順平は絶好調だ。昨年はGPシリーズ回りだったが、今年は2月の多摩川・関東地区選手権、4月の宮島ダイヤモンドCと既に2つのGIタイトルを含む5Vをマーク。現在は整備を含めてエンジン出しにも精力的に取り組んでいる。「GPに出場することではなく、GPで優勝することを狙っていきます」と宣言。進化した埼玉支部エースのひと味違う走りに注目したい。

 下関マスターズチャンピオンを、大会初出場ながら45歳6カ月の大会最年少で制し、GP初制覇に狙いを定めるのは原田幸哉だ。「冷静に、地道に賞金を稼いでGPに出場したい」。円熟味を増した“第22代名人”が、頂点に駆け上がる可能性も十分にある。

 2人の歴代GP覇者の巻き返しと、初の頂点を目指す若き名人。そしてGP連覇を目指す峰竜太も、このまま黙ってはいないだろう。今後は“年末決戦”をめぐり、かつてないほどの激しいバトルが展開されそうだ。(海老澤義勝)