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2021.4.2 04:58

【水上の女神~レーサーの素顔(224)】山下奈緒

山下奈緒

山下奈緒【拡大】

 がむしゃら、そしてポジティブ。きっかけをつかめば一気に伸びそうな要素を持っているのが山下だ。

 幼い頃から柔道に打ち込み、近畿大学在学中には関西学生女子柔道体重別選手権大会の48キロ級で3位に入賞。「柔道しかやっていなかったですね」と語るほどのスポーツ女子が、ボートレースを職業として意識したのは高校生の頃だ。

 「ボートレースは小さい頃に親と住之江で見たことがあったので知っていました。就職を考えていたときに、ボートレーサーは体が大きくない人でもなれることを思い出した。柔道で大学の推薦をいただいていたので、卒業してから選手を目指そうと思いました」

 スポーツ推薦で第127期生としてボートレーサー養成所に入所し、昨年11月の住之江でデビュー。念願の初勝利にはまだ手が届いていないが、「柔道では追われる立場にいることが多かった。今は一番下で、上がるしかないですからね。『当たって砕けろ』という気持ちで頑張っています」と、貪欲な姿勢でレースに挑んでいる。

 「まだあまり握って回れていないんですよね。スピードが乗った迫力のあるターンというか、周りから見ていてかっこいいターンができるようになりたい」

 デビュー初勝利、そして目標の「A級レーサー」に照準を合わせ、師匠である上條兄弟(嘉嗣、暢嵩)に指導を受けながら腕を磨いていく構えだ。(立山友基)

 ■山下 奈緒(やました・なお) 1995(平成7)年4月13日生まれ、25歳。香川県出身。大阪支部所属。127期として2020年11月に住之江でデビュー。趣味はウェイクボード。好きな食べ物はプリン、魚、肉。22日開幕のとこなめオールレディースに出場予定。152センチ、47キロ。血液型O。