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2021.1.15 05:00

【水上の女神~レーサーの素顔(219)】西舘果里

西舘果里

西舘果里【拡大】

 逆境をはねのけた“苦労人”が、大きな飛躍の兆しを見せている。

 女子ソフトボールの元日本代表という経歴を持つ西舘は、2013年11月の平和島でデビュー。その後は思うような成績を挙げられず、一時は4期通算の勝率不足で引退危機に陥った。

 厳しい状況から必死の努力で徐々に勝率を上げて、今年1月からの21年前期適用勝率で4.88をマークして危機を回避。昨年11月の江戸川ヴィーナスシリーズでは、序盤から見事な走りを披露して2度目の優出を決めると、優勝戦は2コースから鋭く差し切り、念願のデビュー初Vを飾った。

 「勝てたのは間違いなくエンジンのおかげですが、やればできるんだと思いました。以前と比べて何かを変えたつもりはないんですが、プレッシャーから解放されて気持ちにゆとりが出ていたのかもしれません」

 その江戸川以降も12月の芦屋と前節の多摩川はともに6着がなく、男女混合戦の多摩川では2勝をマーク。精神面だけでなく技術面の底上げも結果で示している。

 「B2級だったり事故が多かったりで、ボートレーサーとして実戦で全然走れていない。これからは1走でも多く走って勉強したいし、たくさん失敗もすると思うけど、いろいろな経験を積んでいきたいです」

 以前よりも自信に満ちた表情で今後の目標を語ってくれた西舘。実り多いボートレーサー人生にするために、これからもたゆまぬ努力で地力アップを目指す。(立山友基)

 =次回は2月5日に掲載

 ■西舘 果里(にしだて・みさと)1986(昭和61)年11月27日生まれ、34歳。神奈川県出身、東京支部。113期として2013年11月に平和島でデビュー。同期には佐藤博亮、椎名豊、高田ひかるらがいる。趣味はカメラ、アクセサリー作り。好きな食べ物はチョコレート、刺し身。次走は29日開幕の桐生一般戦に出場予定。163センチ、50キロ。血液型B。