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2020.10.19 19:10

びわこ「秩父宮妃記念杯」大上卓人が特別戦初制覇

GII秩父宮妃記念杯で自身初の特別戦制覇を成し遂げた大上卓人

GII秩父宮妃記念杯で自身初の特別戦制覇を成し遂げた大上卓人【拡大】

 びわこボートの「第64回結核予防事業協賛 GII秩父宮妃記念杯」は19日、第12Rで優勝戦が行われ、大上卓人(30)=広島=が4カドまくりで快勝。自身初の特別戦制覇を成し遂げた(通算優勝10回)。2着は秦で3着は丸野。1号艇で人気を集めた河合は6着に敗れ、3連単は“万舟券”での決着となった。

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 当地では35年ぶりに1マークが移設される前の最後のレース。それまで“イン天国”の流れが続くシリーズだったが、いかにもびわこらしいドラマが待っていた。優勝戦は枠なり3=3の進入隊形。スリットから加速した大上が丸野の抵抗を振り切り内3艇をひと飲みすると、BSでは早くも先行態勢へ。あとは光り輝くタイトルを目指し、悠々とVロードを駆け抜けた。

 「優勝か6等かの調整で特訓から伸びる感じがあった。勝つには攻めるしかないと思っていたし、少しのぞいた勢いでいきました」

 優勝戦はチルトを跳ね上げ、ペラ調整も伸びを求めたセッティング。「野添(貴裕)さんにペラを見てもらってよくなった。今まで先輩、後輩を含めいろいろアドバイスをもらってきた。僕ひとりではこの結果は出なかったと思うし、感謝の気持ちです」。支部を問わず、周囲のサポートを力に変えて念願の特別タイトルをつかみ取った。

 「SGではまだまだ結果が出ていない。上の舞台で活躍できるように、これからも1走1走積み重ねていきたいですね」

 ようやくひとつの壁を乗り越えた“広島の次代エース”。大きな自信を胸に秘め、ステージを着実に上っていく。(倉橋智宏)