ボート:ニュースボート

2020.6.26 05:00

【ニューヒーロー列伝】生方靖亜

生方靖亜

生方靖亜【拡大】

 昨年5月に桐生でデビューを果たした生方だが、6着大敗のオンパレード。3節目の桐生ではフライングを犯すなど、プロの洗礼を受けた。長らく低空飛行が続いていたが、今年4月の平和島で待望の水神祭を飾っている。

 「平和島は番組に恵まれた面はあるけど、エンジンは出ていましたね。5月の戸田でも1着を取れたし、だんだんレースにまじれるようにはなってきた」

 少しずつ経験値を上げてきたが、近況は「前回の多摩川は全く駄目でした。今回の戸田も先輩に頼らずに、自分でいろいろやったけど、実力不足。また“ドクタースランプ”です。迷走しています」ともがいている。直前の戸田では6走して舟券絡みはわずかに3着1本。焦りを感じている様子だった。

 学生時代はカートレースに打ち込んでいたが、ボートレースが好きな祖父の勧めでこの世界へ飛び込んだ。「養成所に入る前は『俺が一番だ』と思ったけど、甘くなかったですね。同じ乗り物でも地面と水の上じゃ…」と苦笑いで振り返る。

 ただ、黙って下を向いてばかりいるつもりはない。

 「人気者になりたい。そのためには“超”強くならないと。ターンがすごい選手になって彼女を作りたい」

 “チャラく”、明るく理想のレーサー像を語ってくれた19歳。まだレーサーとなって1年、モチベーションは高いだけに、飛躍の足がかりをつかんでほしいところだ。(渡辺寿輔)

 =次回は7月10日に掲載

■生方靖亜(うぶかた・せいあ) 2000(平成12)年10月29日生まれ、19歳。群馬県出身。2019年3月に第124期生として選手登録。次走は7月3日開幕の蒲郡ルーキーシリーズに出場予定。166センチ、56キロ、血液型B。