ボート:ニュースボート

2020.5.1 04:50

【水上の女神~レーサーの素顔(202)】平川香織

平川香織

平川香織【拡大】

 フィギュアスケートの選手からボートレーサーへの転身で、デビュー前から注目を浴びていた平川。2018年5月の戸田でプロとしての第一歩を踏み出し、昨年8月のからつでは待望の初勝利を飾った。

 その後、12月の戸田での練習の際に負傷(左手骨折、左肩腱板損傷)。約2カ月の欠場を余儀なくされたものの、「悪影響にはなっていないはず」とマイナスには捉えていない。

 「けがをしてから考え方が変わりました。以前よりもレースのときに考えることが増えて、少しは冷静に走れるようになりました」

 レースへの取り組み方が変わり、精神的な余裕が生まれつつあるようだ。

 昨年11月からは進入でダッシュだけでなく、枠なりに入るようになっている。「枠なりに入りたてのころはスタートとか難しかったけど、最近はだいぶ良くなったと思います。自分はこのほうが合っているのかも」と話すように、勝率は徐々に上昇。2節前のとこなめと前節の桐生ではともに予選突破を果たしており、徐々に見せ場を作れるようになってきた。

 「今の目標は、まずは初優出。そして来年1月にはA級に上がりたいですね」

 明確な目標を口に出せるようになったのは、そこを目指せるだけの力がついたという証拠だ。出場中の若松ヴィーナスシリーズはもちろん、これからも持ち味の思い切りのいい全速ターンで存在感を示す。(立山友基)

 =次回は15日に掲載

■平川香織(ひらかわ・かおり) 2000(平成12)年7月29日生まれ、19歳。東京都出身。2018年3月に第122期生として選手登録。埼玉支部所属。趣味は映画・音楽鑑賞。特技はフィギュアスケート。好きな食べ物は甘いもの。現在は若松ヴィーナスシリーズに出場中。151センチ、47キロ。血液型B。