【水上の女神~レーサーの素顔(201)】長嶋万記

2020.4.17 04:45

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ボートレースの無観客開催が始まったのが今年の2月28日。その後も感染者は増加し、今月7日には7都府県に緊急事態宣言が発令された。

 ボート界では峰竜太、毒島誠、長田頼宗、馬場貴也らが中心となり、SNSで『OneTeam Racers』を発足させて感染拡大防止を目的とした活動を行っている。一般社団法人『ZERO』を設立して社会貢献活動に尽力している長嶋も、この活動にいち早く参加した。

 「フライング休み中にテレビなどを見てこの事態を本気で考えるようになり、そんなときに毒島選手に声をかけてもらいました」

 長嶋のブログには、選手だけでなくさまざまな人から胸に手を当てる“OneTeam”のポーズの写真が集まっている。

 「選手は常に命をかけて走って、目の前のレースにベストを尽くす。今回の事態も、今できることをしっかりやる。これは変わらないですからね」

 強い発信力を持つトップレーサーだからこそ、今日の厳しい状況にも真剣に向き合い、終息につなげるための活動を模索している。

 「これをきっかけに、社会だけでなく、いろいろなことが変わっていきそうな気がします。自分の性格的にもそうなんですが、希望しか持っていないです」

 明るい未来を見据えて、長嶋はこれからも水面で全力のパフォーマンスを披露する。(立山友基)

 =次回は5月1日に掲載

■長嶋万記(ながしま・まき) 1981(昭和56)年5月28日生まれ、38歳。静岡県出身。2002年9月に第91期生として選手登録。休日の過ごし方はバスケットボール、ショッピング。好きな食べ物はあずき。次走は27日開幕の三国オールレディースに出場予定。165センチ、50キロ、血液型AB。

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