ボート:ニュースボート

2020.2.14 04:59

【ニューヒーロー列伝】伊久間陽優

伊久間陽優

伊久間陽優【拡大】

 今月上旬の平和島では、伊久間が見違える走りを披露した。初日6Rで6コースからまくり差して1着。昨年5月の桐生以来、通算2勝目を挙げると、3日目1Rでは果敢なまくり攻勢で節間2勝目をマーク。初の予選突破こそならなかったものの、10戦して2勝、3着3本の活躍だった。

 「初戦にレースをして、ペラを合わせたら1着を取れた。行きたいところに行けたし、引き波も越えられた。スタートもしやすかったです」

 ゼロ台の飛び出しを連発して、1マークの状況判断もさえていた。2点台の勝率の選手とは思えないレースぶりだった。

 「まだうまくなったとは思わないです。運なのかな。実力じゃないのか」としながらも、「毎日、何かしら勉強になるレースができた」と収穫はあった様子だ。

 「シリーズの後半は(オッズを見たら)売れているなあって。買ってもらえているんだな、頑張らなくちゃいけないと思いました」

 好走したからこそ分かる、ファンの期待を実感したのは大きいはずだ。

 親戚である江口晃生の影響でボートレーサーへの道を志した。

 「2勝目までは長かったけど、次の目標は賞典レースに乗ること。師匠の毒島(誠)さんを目標に頑張りたい」

 身近には最高のお手本がいるだけに、偉大な師匠に少しでも近づけるようにステップアップしていく構えだ。(渡辺寿輔)

 ■伊久間 陽優(いくま・ひゆう) 1998(平成10)年7月20日生まれ、21歳。群馬県出身。2018年9月に第123期生として選手登録。次走は16日開幕の戸田一般戦に出場予定。166センチ、54キロ。血液型A。