ボート:ニュースボート

2020.2.12 04:55

【目指せトップレーサー(88)】横田貴満

横田貴満

横田貴満【拡大】

 まさにいまが舟券配当的な妙味たっぷりの時期かもしれない。

 横田は2016年11月に地元からつでプロデビューを飾った佐賀支部の新鋭。初1着までに1年以上を要して、デビュー後2期目までは勝率1点台に低迷していたが、プロ3年目を前にした前期(昨年5月~10月)は2期連続となる勝率4点台を稼いで成長をアピールした。

 「スピードを持って差せるようになったのが大きいですね。落として差すのは簡単ですけど、最近は握ってまくり差しに入れるようになってきました」

 小学生から野球をはじめ「足は速かった」と俊足を武器に、学生時代は主に外野手として白球を追ってきた。将来的に野球をやり続けるには体が小さく、リハビリ系の資格を取得して一度は病院に勤務したが、そのとき憧れを抱いていたボートレーサーへの夢をかなえるべく一念発起。「たまたま2回目で合格。そこで合格できなければあきらめようと思っていました」とラストチャンスと位置付けた2度目の受験で、難関とされるボートレーサー養成所への入所を果たした。

 「グループ的には栗山(繁洋)さんのところに所属していますが、いまは上野(真之介)さんにお世話になっています」と現在はグループの垣根を越え、グランプリ覇者・峰竜太のまな弟子として記念戦線を主戦場とする強豪レーサーに教えを乞う。「ペラ調整やレースをすごく見てもらっていて、エンジン出しで下がることがないのは上野さんのペラゲージを参考にして作っているおかげです」とその献身的なサポートに感謝の気持ちを隠さない。

 「まだ道中のミスとかで取りこぼしもあるし、そういうところは直して毎節、準優に乗れるようにしたい。3、5コースのときはまっすぐ走って舟を向けスピードを持って差す、まくり差しを意識しています」

 今期(昨年11月~今年4月)も半ばを過ぎ目下の勝率は4・66。初の5点台も視野に入る若武者は2020年、鋭く間隙をエグるシーンがさらに増しそうだ。(小出大輔)