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2021.2.23 16:43

【全日本選抜オート】荒尾聡が5度目のSG制覇!

「第34回全日本選抜」で優勝し、賞金ボードを掲げる荒尾聡=浜松オートレース場(共同)

「第34回全日本選抜」で優勝し、賞金ボードを掲げる荒尾聡=浜松オートレース場(共同)【拡大】

 浜松オートの『SG第34回全日本選抜オートレース』は23日の第12Rで優勝戦が争われ、7周1角で先頭に立った荒尾聡(39)=飯塚27期=が1着。2019年オールスターに続く当地SG連覇で通算5度目のSG制覇を達成し、賞金1300万円と年末に川口で開催される『スーパースター王座決定戦』トライアルの出場権を獲得した。鈴木圭一郎は追撃及ばず2着に敗れ、大会5連覇はならず。グランドスラムを狙った青山周平は3着に終わった。

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 まさに会心の走りだ。人気を集めた2人を破り、荒尾が全日本選抜初制覇を果たした。スタートは5番手だったが、1周3角で鈴木圭と木村をかわして3番手に浮上。前を走る青山と伊藤信を追い詰めると、7周1角で2車をまとめて抜き去り、独走でゴールを駆け抜けた。

 「僕が一番エンジンがいいと思ったので、チャンスをうかがっていた。(青山)周平が(伊藤)信夫さんを警戒して懐が甘くなったので、いきました。ああいう展開は何度か経験していたので、うまくハマりました」

 的確な自己分析と判断力。経験値を積んでレーサーとして成熟した荒尾は、速攻だけでなく、追い上げても強いことを証明した。

 「今まではがむしゃらにやってきたけど、エンジンの作り方にしても走りにしても、冷静になれてきた」

 勝負強さにも磨きがかかった飯塚のエースは、誰よりも早く年末のスーパースター王座決定戦のトライアル出場権をゲット。「年の初めにスーパースターは意識するので、この勝利でアドバンテージになります。心に余裕ができた」とうなずいた。

 実は、荒尾にとって前検日の18日が9回目の結婚記念日。「嫁さんにいいプレゼントができました」と記憶に残る大会になったが、すぐに表情を引き締めた。

 「勝ったあとが大事。波が少なく買いやすい選手を目指したい。一度リフレッシュして次を頑張りたい」

 次走は地元・飯塚での特別GIプレミアムカップ(3月17~21日)。今年のSG開幕戦を制した荒尾が、勢いを増して地元に凱旋(がいせん)する。(佐藤雄二)

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■荒尾聡(あらお・さとし)1981(昭和56)年6月28日生まれ、39歳。福岡県出身。飯塚所属。2001年4月に第27期生として登録され、同期には早船歩、加賀谷建明(ともに川口)、重富大輔(飯塚)、前田淳、角南一如(ともに山陽)らがいる。全日本選抜は初制覇で、SGは07、19、20年オールスター、17年SS王座決定戦を合わせて5度目のV。GI10V、GII8V。通算830勝、63V。170センチ、60キロ。血液型B。

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