【KEIRIN特観席】新ルールで突っ張り先行が増える?

2019.6.14 04:58更新

 5月31日が初日となる開催から新ルールが適用された。一番重要なのは誘導員を早期に追い抜く違反の失格基準が厳格化されたことだろう。33バンクは残り2周半のバック。400は残り2周の赤板のホーム、500は打鐘のバックまでに誘導を追い抜くと失格と判定されることになった。

 この改正により最も影響が大きいのは誘導のスピードが以前より早くなったことだろう。選手の脚質や初手の位置取りによっては有利、不利が出てくる可能性がありそうだ。

 スタートを取れた選手は誘導をフルに使える利点があり、突っ張り先行が増える可能性も。逆に後方からの攻めになった自力型は抑えに行くのに脚力を使わなければならない。これからは初手の位置取りに有利な枠順(内枠)の重要度も増してくるだろう。

 誘導のスピードが早めに上がることにより超スローからのダッシュ勝負という展開は少なくなりそう。そうなれば踏み出しに不安があるマーク選手には有利に働く。ある程度惰性が付いてからの仕掛けなら離れずに付いていける選手は増えていくかもしれない。

 一開催出走した選手に感想を聞くと「誘導のスピードが早めに上がるのは厳しいですね…」「あまり気にならない」「誘導もまだ慣れていないのでスピードが定まっていない」と選手によって反応もさまざま。

 まだ適用されて2週間なので全般的な傾向はつかみづらいが、これからは徐々に選手自身も新ルールに対応してレース形態も変化していくかもしれない。(西岡 真也)