【ラジオN賞】レース展望

2019.6.24 17:14更新

毎日杯を制しているメンバー唯一の重賞ウイナー・ランスオブプラーナが実績最上位

 今週から本格的な夏競馬がスタート。開幕を迎える福島では日曜メインに3歳馬限定のハンデ重賞・ラジオNIKKEI賞(30日、GIII、芝1800メートル)が行われる。

 フルゲート16頭に対し21頭がエントリーした今年は、例年以上の混戦模様。実績最上位はGIII毎日杯を制しているメンバー唯一の重賞ウイナー、ランスオブプラーナ(栗東・本田優厩舎、牡)だ。

 前々で流れに乗れる先行力を武器に2月のきさらぎ賞で0秒4差3着と好走し、続くアルメリア賞を快勝。毎日杯では1000メートル通過60秒7と絶妙なペースで逃げ、2着ウーリリをクビ差封じ込めた。前走の皐月賞は果敢にハナを切ったものの、初めての2000メートルで直線、余力がなくなりしんがり18着に沈んだが、得意の1800メートルなら巻き返せるはずで、スピードを生かせる開幕週の馬場もプラス材料。19日には栗東CWコース6ハロン82秒0、3ハロン36秒7-11秒8をマークするなど中間の調整も順調。トップハンデ57キロの克服が課題だが、重賞2勝目をマークする可能性は十分ありそうだ。

 安定感が光るのはディキシーナイト(美浦・国枝栄厩舎、牡)。今年はジュニアC3着、クロッカスS1着とリステッドレースで実績を積み、前走のフジテレビ賞スプリングSでも勝ったエメラルファイトから1/4馬身差の3着に好走。その後はひと息入ったが、19日には美浦坂路で4ハロン51秒8-12秒7をマークするなど、このレースを目標に調整は急ピッチで進んでいる。福島芝1800メートルは昨秋、きんもくせい特別で4着に敗れているが、自在に立ち回れる器用さがあるだけに本質的には合っているはずだ。ハンデ56キロもここ3戦連続で背負っている重量だけに問題ないはずだ。

 ダディーズマインド(美浦・青木孝文厩舎、牡)は前走、皐月賞で1秒1差の9着。逃げたランスオブプラーナを2番手で強気に追いかけながらラスト1ハロンまで粘っており、見せ場は十分だった。福島芝1800メートルは未勝利勝ち、きんもくせい特別0秒1差3着と適性は十分。GIでもまれた経験を生かすチャンスだ。ハンデ54キロも少し恵まれた印象だ。

 ブレイブメジャー(美浦・萩原清厩舎、牡)は2003年の桜花賞2着馬で同年のCBC賞など短距離重賞を5勝したシーイズトウショウが母。センスと勝負強さをしっかり受け継ぎ、デビューから3戦して1、2、1着と崩れていない。いずれもマイル戦だったが、レースぶりは柔軟で1ハロンの延長もこなせそうだ。ハンデ54キロも妥当だろう。

 マイネルサーパス(美浦・高木登厩舎、牡)はメンバーのなかで唯一ダービーへ駒を進めた。11着に敗れたものの、好位で堂々とレースを運んだことはいい経験になったはず。福島はきんもくせい特別をレコード勝ちしており、コース替わりは大歓迎だろう。ハンデ54キロも想定内といえる。

 牝馬レッドアネモス(栗東・友道康夫厩舎)は前走、リステッドの白百合Sを好位から抜け出し、3勝目をマークした。前走のような立ち回りができれば牡馬とも互角にわたりあえるはずだ。リステッドを勝っているだけに、ハンデ54キロは当然か。

 ゴータイミング(栗東・松永幹夫厩舎、牡)=53キロ=は父がディープインパクトで、母が仏オークス馬サラフィナという良血。前走の500万下(阪神芝1600メートル)ではラスト3ハロン32秒8という強烈な末脚で4角7番手から豪快に突き抜けた。小回りコース攻略がポイントだが、流れ次第で大きく浮上する。

 ヒシイグアス(美浦・掘宣行厩舎、牡)=54キロ=はスプリングSでモタれる面をのぞかせながら、5着と掲示板を確保した。未勝利、若竹賞と逃げたときは2戦2勝で、自分の形に持ち込めばしぶとさを発揮するタイプ。小回りでその機動力は魅力だ。

 アドマイヤスコール(美浦・加藤征弘厩舎、牡)=54キロ=は青葉賞で9着に敗れたが、折り合いに不安のないこの距離なら巻き返しす余地はある。ポルーニン(美浦・戸田博文厩舎、牡)=53キロ=は末脚に磨きをかけ、未勝利、500万下をともに最速の上がりで連勝。堅実な末脚で上位食い込みを狙う。前走の京都新聞杯は6着に終わったが、京都2歳S2着、弥生賞3着、ホープフルS5着の実績があるブレイキングドーン(栗東・中竹和也厩舎、牡)=55キロ=も争覇圏内だ。

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