【桜花賞】グランアレグリア、桜レコードで圧冠女王!

2019.4.8 05:08更新

グランアレグリア(左)が早め先頭から後続を突き放して圧勝。桜花賞レコードのおまけつきだ(撮影・安部光翁)

 牝馬クラシック初戦の桜花賞は7日、阪神競馬場で18頭によって争われ、ルメール騎乗で2番人気のグランアレグリアが好位から抜け出してGI初制覇。年明け初戦での勝利は史上初で、勝ちタイム1分32秒7も昨年のアーモンドアイが樹立したレースレコードを0秒4更新した。7番人気のシゲルピンクダイヤが2着、1番人気のダノンファンタジーは4着に終わった。

 平成最後の桜花賞で、“アーモンドアイ超え”の名牝が誕生だ。朝日杯FS3着以来のグランアレグリアが、2馬身半差の快勝でGI初制覇。桜花賞連覇を飾ったルメールは、右手を突き上げて喜びを爆発させた。

 「圧勝でした。速い脚で加速して、長い脚でゴールまで頑張った。平成最後の桜花賞で2連覇できて、すごくうれしい」

 スタートを決めて好位4番手をキープ。外からかぶせられてひるんだ前走の敗戦を生かし、ペースが落ちたところで「早めに外から競りかけた」。4コーナーで早くも先頭に並びかけると、直線はひとり舞台。後続との差を一気に広げて、激しい2着争いを尻目に悠々とゴール板を駆け抜けた。勝ちタイム1分32秒7はアーモンドアイの記録を0秒4更新する桜花賞レコード。中111日での桜花賞制覇も、アーモンドの中89日を上回る最長記録だ。

 「(休み明けは)少し心配したけど、スタート前もすごく静かで自信を持った。体が大きくなってパワーアップしたし、心身ともに充実していた。素晴らしかった」とジョッキー。この日は、母国フランスから来日した父・パトリスさん(65)と母・マリさん(64)が現地で応援。日本で息子のGI制覇を初めてみたマリさんは、「とても誇りです」と笑みを浮かべた。

 藤沢和調教師は2004年ダンスインザムードに続く桜花賞2勝目。朝日杯FSからのぶっつけとなる異例のローテも、放牧先の牧場と連携して万全の状態で送り出した。「前走後に牧場に帰ってから疲れをとるのに時間がかかりましたけどね。(厩舎に)戻ってからは調整程度でよかった」と師も相好を崩した。

 2冠目のオークス(5月19日、東京、GI、芝2400メートル)について、トレーナーは「きょうの時計を見ると、このくらいの距離が得意なのかなと思う」と話し、NHKマイルC(5月5日、東京、GI、芝1600メートル)への参戦を示唆。ルメール騎手は「スピードがあるので、2400メートルはいけるかわからないけど、難しそう。1600メートルはベスト。すごくいい馬だし、またGIを絶対勝てる」とさらなる活躍に太鼓判を押した。

 平成最後の桜の女王。輝かしい『令和の名牝』へ、第一歩を踏み出した。 (斉藤弘樹)

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 ◆2019年JRAの年間プロモーションキャラクターで、桜花賞のプレゼンターを務めた俳優・中川大志 「桜も満開の中、“乙女”たちの熱いレースに思わず歓声をあげてしまいました。今回は桜花賞ということで桜にちなんでシゲルピンクダイヤの単勝を買いました。2着まで来ていたので本当に惜しかったです。これからいろんな馬券の買い方も勉強していきたいと思います」

グランアレグリア

 父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父タピット。鹿毛の牝3歳。美浦・藤沢和雄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績4戦3勝。獲得賞金1億8827万5000円。重賞は2018年GIIIサウジアラビアRCに次いで2勝目。桜花賞は藤沢和雄調教師は04年ダンスインザムードに次いで2勝目、クリストフ・ルメール騎手は18年アーモンドアイに次いで2勝目。馬名は「大歓声(西)」。