【ローズS】ワルキューレ、大人っぽく13秒2

2018.9.13 05:14更新

休み明けを感じさせないサトノワルキューレ。キビキビした動きで坂路を駆け上がった(撮影・岩川晋也)

 秋華賞トライアル、ローズSの追い切りが12日、東西トレセンで行われた。サンケイスポーツ賞フローラSの覇者で実績最上位のサトノワルキューレが、坂路で機敏なフットワークを披露。オークス6着以来4カ月ぶりでも乗り込みは入念で、好仕上がりをアピールした。坂路をパワフルに駆け上がったセンテリュオが、サンケイスポーツ調教評価で最上級の『S』となった。

 前哨戦でも、仕上げに抜かりはない。オークス6着以来となるサトノワルキューレが、軽快なフットワークで登坂。万全の態勢を整えた。

 「先週までにしっかりと負荷をかけていますし、きょうはサッとやりました。馬の状態は自信を持って送り出せます」

 辻野助手が順調な調整過程に胸を張る。ぱらつく雨を切り裂くように、鋭いダッシュでスタート。ブレることなく、一直線に駆け上がった。最後まで馬なりで、ラスト1ハロン13秒2(4ハロン53秒2)にとどめたが、これは予定通り。回転の速いフットワークが体調のよさを物語っていた。

 今春はサンスポ賞フローラSで重賞初制覇。最後方から、メンバー最速の上がり3ハロン33秒4の末脚で差し切った。オークスは一線級の厳しい流れに脚がたまらず、伸びを欠き、6着。GIの壁にはね返された経験が、秋の飛躍につながるはずだ。

 夏は北海道の下河辺牧場で疲れを癒やし、8月15日に入厩。カイバ食いが良化し、馬体に実が入ってきたことで調教を強化。坂路、CWに加え、ダートやポリトラックなど複数のコースを併用して負荷を強めている。「少しガッチリして、ひと回り大きくなった感じ。目方はそれほど変わっていませんが、幼さが抜けて大人っぽくなってきました。夏の成長を見せてほしいですね」と辻野助手も目を細める。

 「もともと能力の高い馬です。外回りの1800メートルも一番いいと思う」

 素質にほれ込み、デビューから5戦連続でまたがっているM・デムーロ騎手も復帰戦を楽しみにしている。オークスの1~5着馬が不在のトライアルで重賞ウイナーの底力を示しておきたい。(斉藤弘樹)

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