【クイーンS】ディアドラ、海外帰り心配無用!

2018.7.26 05:08更新

ディアドラは気合をつけられると力強いフットワークを繰り出した。4カ月ぶりも臨戦態勢は整った

 クイーンSの追い切りが25日、札幌、函館の両競馬場で行われた。函館ではドバイターフ3着のディアドラが、Wコースで確かな伸びを披露。4カ月ぶりの復帰戦に向けて好仕上がりをアピールした。好時計をマークしたフロンテアクイーンがサンケイスポーツ調教評価で『S』となった。札幌では、オークス以来のVを目指すソウルスターリングが芝コースで軽めの調教で態勢を整えた。

 世界で戦ってきた格を見せつける。気温21度と涼やかな函館で、ディアドラが潮風を切った。動きを見届けた橋田調教師は満足げにうなずいた。

 「先週より動きがシャープになっているのでいいと思います。先週はまだ休み明けという感じだったから。始動戦としては態勢は整っています」

 朝一番の追い切りラッシュを避け、角馬場でじっくり体をほぐしてからWコースに登場。向こう正面をサッと流しながらスピードに乗り、スムーズなコーナリングで直線に向く。鞍上から気合をつけられると、ギアを上げてもうひと伸び。5ハロン66秒7、3ハロン38秒3-12秒6でフィニッシュした。手綱を取った込山助手も「しっかり動けていた。先週、結構やってくれているから、そんな重さもない」と納得の仕上がりだ。

 初めての海外遠征だった前走のドバイターフで3着と力を示した。春シーズンは休養に専念。国内復帰戦は調整が難しい面があるが、込山助手は「帰国したときにもグッタリした感じはなかった。体に問題はなくて順調にきている」と心配無用を強調する。また、1週前追い切りで感触を確かめたルメール騎手は「フレッシュなのは確かだね。まだ100%じゃないけど、いい馬だからいいレースができると思います」と力を込めた。

 先行有利の開幕馬場への対応がポイントになるが、決め手勝負のスタイルは曲げない。橋田調教師は「開幕週は前残りがある。ただ、あまりせかせるとよくないし、無理に馬場に合わせることはない。うまくさばけるかどうか」とどっしり構える。「今後はここの結果次第だけど、香港の馬場は合うと思うのでそれも考えている」と、暮れの香港国際競走(12月9日、シャティン)参戦プランを明かす。

 北の大地で秋華賞以来の重賞3勝目をつかみ取り、ディアドラが再び世界への足がかりを築く。(川端亮平)

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