【沢田康文の欧州リポート】見習い女性騎手、初の開催リーディング

2018.7.18 05:00更新

デビュー5年目のミカエル・ミシェル騎手

 フランス競馬で今年1人の見習い女性ジョッキーが大きな注目を浴びている。デビュー5年目のミカエル・ミシェル騎手だ。売り出し中の同騎手は、1~2月に行われたカーニュ=シュル=メール競馬の開催リーディングを女性騎手として史上初めて獲得。その後もスミヨンやギュイヨンらの猛者を抑えて、仏首位騎手の座を年頭からおよそ3カ月間守り抜き、話題になった。

 南仏のコート・ダジュールにあるイエールの出身。幼いころから乗馬を習い、マルセイユの競馬学校を出て2014年に騎手免許を取得した。けがで1年半休養していた期間があり、頭角を現したのは昨年の夏頃からだ。

 今月15日に23歳になった。競馬の枠を超えたメディアにも取り上げられる機会があるが、「数字の目標はなく自分の技術をさらに磨いて騎乗依頼をしてよかったと思ってもらえる騎手になりたいです。そのために経験を積んで、プロとして日々の仕事に徹するだけです」と本人はいたって冷静だ。今年は50勝で現在のリーディングは8位。フランスには重賞、準重賞を除くすべてのレースを対象として女性騎手に1・5キロの減量特典があり、今後輝かしいキャリアを築く可能性は十分ある。 (在仏競馬記者)