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【馬じぃの継続は非力なり】「塞翁が馬」の見本

2014.1.25 15:10更新

アカネテンリュウ(左)の昭和46年AJCCは2着クリシバに影をも踏ませない圧勝だった

 古代中国の故事からのことわざ「人間万事塞翁が馬」だが、これは当の馬にも当てはまる。昭和44年の菊花賞馬で、46年にAJCCを勝ったアカネテンリュウなど、その典型例だろう。

 生涯13勝をあげ、GIを含めて重賞6勝、有馬記念2年連続2着という足跡を残したアカネテンリュウだが、デビューのころは荒い気性丸出しの野生児で、2歳新馬戦から名手・野平祐二騎手が騎乗して勝てず、3歳春に2勝をあげたが春の2冠には間に合わず。夏の北海道で丸目敏栄騎手が乗り、条件戦を連勝してOP入り。秋にセントライト記念から菊花賞へと駆け昇って、「戦後最大の上がり馬」と、今でも秋になると引き合いに出されるほどだが、「塞翁が馬」なのはここでハッピーエンドではなく、禍福がさらに2年半も続くからである。

 次の有馬記念、3歳上のスピードシンボリと死闘を繰り広げたがハナ差2着に敗れ、リベンジを狙った1カ月後のAJCCでもレコード勝ちしたSシンボリに返り討ちされて2着。4歳時、再度のリベンジを目論んだ有馬記念で、またもSシンボリの壁に阻まれてクビ差2着。そのSシンボリがターフを去った1カ月後のAJCCでようやくうっぷんを晴らしたのだが、取り損ねたものの大きさには比べられなかったか。取り損ねたといえば、当時は春秋とも3200メートルだった天皇賞に4回出走して、3回まで1番人気も(5)(3)(10)(3)着と勝てず、3度目の有馬記念は、折から関東を襲った流感にかかって出走取り消しという不運に見舞われた。この有馬記念を勝ったのが、同期の女傑、天皇賞で苦杯をなめさせられたトウメイだった。

 さて、今年のAJCC、アカネテンリュウほどのドラマ性を秘めた馬、これからたどりそうな馬がいるかどうか。うーん、OPといってもこのメンバーにそんなロマンを求めるのは無理筋のようで馬券はシビアに行ってみよう。狙いは(11)サダムパテック。マイルCS勝ちや近走からマイラーのイメージが強く、中山も久々だが、かつて弥生賞勝ち、セントライト記念3着など(4)(1)(3)着と相性のいいコースで、距離も問題ない。人気薄なところも気に入った。(夕刊フジ)

 ■品川達夫(しながわ・たつお) 昭和44(1969)年、夕刊フジ創刊と同時に競馬欄を手掛け、デスク兼記者・予想家として約20年間紙面を汚す。その後、別のジャンルで新聞記者を務めながら競馬は続け、気がつけば「馬じぃ」に。

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