【目指せトップレーサー(118)】中村日向

2020.9.16 05:00更新

 中村がデビュー初勝利を飾ったのが昨年の12月25日のまるがめだった。

 初出走から1年9カ月目のうれしい水神祭に「地元で勝てたことがうれしい。クリスマスなんで勝てればいいとは思っていました」と自ら手に入れたクリスマスプレゼントに白い歯がのぞいた。勢いに乗り、そのシリーズでは初優出(〔6〕着)まで決めてみせた。

 「来年(2020年)は優出は絶対」と初勝利のときに目標にしていたが、前年にノルマを達成。もうひとつ「B1級になることも絶対」といっていたが、前期勝率は3・48を残し7月から無事にB1級にも昇級することができた。

 前々期は事故多発のうえにケガなどもあり「攻めたレースができなかった。もうケガは大丈夫だし事故点もなくなって、しっかりと自分のターンができるようになった」という。

 初勝利のときに口にしていた2つのノルマを達成。そして、もうひとつ目標にしていたのが「A級に上がること」だった。

 今期勝率は目下4・44。A級になるには、まだまだ頑張らなければならないが、前期から大きく勝率を上げてきている。

 B1になった7月からスローのコースも取るようになった。すると初勝利から遠ざかっていた1着も一気に量産。2カ月足らずで8勝を追加した。

 近況のレースぶりはもうA級レーサーといっても過言ではない。師匠の秋山広一は「まだまだ」といいながらも「ほめると調子に乗るからね」と弟子の成長ぶりに目を細める

 トップレーサーの仲間入りも、それほど遠くはなさそうだ。(田中功夫)