【目指せトップレーサー(116)】常住蓮

2020.9.2 04:59更新

常住蓮

 “127期養成所チャンプ”決定戦が、今月25日に行われる。将来のスター候補誕生は楽しみだが、126期チャンプで佐賀支部3連覇を達成した常住も順調にその階段を上っている。

 「1本目は(欠場艇が出て)5コースに入れたのでチャンスはあるかなと思っていたんですけど、2本目は6コースから取れましたからね。めちゃくちゃうれしかったですね」

 そう満面の笑みで声を弾ませたのが、7月の若松ボートのサンケイスポーツ杯3日目。5艇立てとなった1Rにデビュー初の舟券貢献となる3着に入ると、後半5Rは6コースから再び3番手を守ってゴールイン。最終日にも全速ターンを連発して3本目の3着を奪ってみせた。

 ボートとの出合いは小学校2年生で祖父と一緒にいったからつボート。「迫力がすごかった」とすぐにとりこになった。高校卒業後、4回目の受験で入った養成所では勝率、優出回数(5回)、優勝回数(3回)と見事、リーグ戦“3冠王”にも輝いた。

 デビュー節では「スタートをいかないと勝てないと思って、スタート勝負してしまって」と前のめりになり過ぎ、痛恨のフライング。出ばなをくじかれる形になったが、その後は「道中で競り合いに参加して、そこから学んでいこう」と気持ちを切り替え、レベルアップを遂げている。

 養成所時代の現地訓練で世話になった峰竜太の弟子でもある山田康二に師事。「師匠からは『ピットでは人としてしっかりと礼節を持ち、レースではもちろん真剣に取り組むことは当然だけど、楽しめ』といわれています」と心技体ともにその背中を必死に追う。

 「これ以上ないぐらい、いい環境に恵まれていると思うのでしっかりと頑張っていきたいです」

 同年代のチャンプの先輩らと刺激し合いながら、ボート界のエースとなった峰竜太が作り出した“がばい旋風”に乗り、一流への道を力強く歩んでいく。

(井置浩二)