【ニューヒーロー列伝】芝田京介

2020.8.14 05:00更新

芝田京介

 5日の戸田ボート1Rで、125期の新人・芝田京介が5コースからまくって快勝。昨年11月のデビュー以来、95戦目で待望の初勝利を挙げた。

 「モーターに助けられました。今まで乗った中で、一番乗りやすかった。理想のスタートが切れました」

 引き当てたのは前節の優勝機。前検から「今節こそ初勝利を飾りたい」と気合が入っていて、見事にチャンスをものにした。

 「同期がともに戸田で水神祭をしていたのでうれしいです」

 砂長知輝、相馬翔に続く地元での初勝利に喜びもひとしおだろう。

 ボートレーサーを志したのは競輪選手である父・和之(77期)の影響だった。

 「おやじを見てきて、自分もプロとしてやっていきたいと。高校では自転車競技をしていたけど、長距離が得意で競輪には向いていなかった。3年生のときにおやじから『今は競輪よりボートだよ』といわれて。戸田に連れていってもらってこれだって思いました」

 高校卒業後は6度目の受験で合格を果たし、念願のレーサーへ仲間入り。「同県同期の2人に比べると足元にも及ばない」としながらも、「暇があれば戸田に練習にいって、どうすれば2人に追い付いて、追い越せるか」と努力を続けてきた。

 「デビュー当時に比べたら自分でも少しうまくなっていると思う。ターンのスピードが上がってきた。今は同期に引っ張られている形だけど、いつかは埼玉を引っ張っていける選手になりたい」

 ひとつの勝利をきっかけに大化けするのがヤングレーサー。目を輝かせる芝田が、同期と切磋琢磨(せっさたくま)してさらなるステップアップを目指す。(渡辺寿輔)

 =次回は28日に掲載

■芝田京介(しばた・きょうすけ) 1998(平成10)年3月23日生まれ、22歳。埼玉県出身。2019年9月に第125期生として選手登録。次走は23日開幕の津一般戦に出場予定。166センチ、54キロ。血液型AB。