【グラチャン】柳沢一がデビュー20年目で待望のSG初制覇

2019.6.23 19:02更新

デビュー20年目でSG初優勝を飾った柳沢一

 勝機を逃さない見事な速攻で念願のSG初Vだ! ボートレース多摩川の『SG第29回グランドチャンピオン』(優勝賞金3300万円)は23日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の柳沢一(38)=愛知=がインから押し切り快勝。2000年5月の蒲郡でのデビューから20年目でSG初優勝を飾るとともに、地元のとこなめで行われる第24回オーシャンカップ(7月10日~)の優先出場権を獲得した。2着は萩原秀人、3着には太田和美が入った。

 会心のレース運びでSG初制覇を果した柳沢は、静かに喜びに浸った。

 「幸せな3周でした。夢みたいだった」

 ファイナルの1号艇を獲得した柳沢は、練習でも展示でもスタートは届かなかったが、レース本番はコンマ01の快ショットを披露して先マイ。差してバックで迫ってきた太田を振り切ると、2マークも冷静に回って後続を突き放した。

 2000年5月のデビューから20年目で手にしたSGタイトル。「あっという間の19年間。それでも諦めたことはなかった」。予選をトップで通過し、準優も逃げ切り勝ちという王道Vで、節目の通算50度目の優勝でもあった。

 ピットでは師匠の原田幸哉、同じ愛知支部の池田浩二、赤岩善生、平本真之らに出迎えられた。クールな男は感情を表に出さなかったが、「大切な人たち。誰が欠けても、この優勝はなかった」と感謝の言葉を忘れなかった。

 優勝戦を争った同期の萩原とはワンツーフィニッシュとなり、握手をかわして健闘をたたえ合った。同じく同期の中野次郎からは水神祭の祝福。86期初のSG優勝を決めた柳沢は「僕らの期は飛び抜けた人がいなかった。これで盛り上がって、それぞれが活躍できれば」とさらなる飛躍を誓い合った。

 賞金ランクは4位へ。7月に地元とこなめで開催されるSGオーシャンカップの出場権も獲得した。「つながりました。結果的にラッキーでしたね」。ようやく笑顔を浮かべた。

 SGウイナーとして地元へ凱旋(がいせん)する柳沢。勢いに乗ってSG連続Vを目指す。(海老澤義勝)