【水上の女神~レーサーの素顔(181)】戸敷晃美

2019.6.21 04:57更新

戸敷晃美

 学生時代にテコンドーをやっていた戸敷。全日本の強化指定選手に選ばれるほどの実力の持ち主だった。

 「小学2年生から道場に通っていました。高校では本気でテコンドーに打ち込んでオリンピック出場を目指して、アジア大会の選考会にも出ました」

 夢に向かって努力を続けながらも、思い描く未来には『ボートレーサー』という選択肢もあった。

 「小さいころから選手になりたい夢もあって、高校卒業後にボートレーサー養成所に入所しました」

 スポーツ推薦で入所した戸敷は、1年間の訓練を経て2016年5月に福岡でデビュー。「最初のころはフライングが多くて、なかなか1着が取れなかった」と勝利への意欲が空回りした時期もあったが、昨年8月の福岡で念願の初勝利を飾って、水神祭を挙げた。

 その後は徐々に経験値を上げて、1着回数が増加。「テコンドーも最初は嫌々だったのですが、好きになり出して勝てるようになった。ボートレースも同じです」。以前よりも仕事を楽しめるようになったことが成長の糧になっている。

 話を聞いた今月の江戸川では3日目にフライング。「持ち味は攻めるレース。課題は冷静さですね」。果敢さと不安定さが同居するあたりも成長途上の若手らしい。いろいろな経験を繰り返して真の“底力”をつけていく、戸敷のこれからが楽しみだ。(立山友基)

 ■戸敷 晃美(とじき・あきみ) 1996(平成8)年8月23日生まれ、22歳。宮崎県出身。2016年3月に第118期生として選手登録。福岡支部所属。趣味はショッピング。好きな食べ物はチーズ系。現在は若松ヴィーナスシリーズに出場中。159センチ、47キロ。血液型O。