『児島キングカップ』吉田拡郎が待望の地元GI初制覇

2019.6.4 20:00更新

ボートレース児島の開設67周年記念『GI児島キングカップ』で通算3度目のGI優勝を飾った吉田拡郎

 ボートレース児島の開設67周年記念『GI児島キングカップ』は4日、第12Rで優勝戦が行われ、吉田拡郎(37)=岡山=がインから逃げ切り、念願の大会初制覇を達成。通算3度目のGI優勝を飾った。2着は徳増秀樹、3着には菊地孝平と静岡コンビが入った。

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 “岡山の拡弾頭”が悲願の地元GI初制覇を成し遂げた。1990年の38周年を林貢(引退)が制した後は遠征勢に勝たれ続けてきた地元勢だが、5年前の62周年で川崎智幸がV。そして今回は茅原悠紀とともに岡山のダブルエースを務める吉田が優勝を飾り、“思い”を引き継いだ。

 「川崎さんが以前から『バトンを渡すから』って言ってくれていて。数年かかったけど、受け取れてよかった。本当にうれしい」

 岡山支部の“絆”を感じながら走ったシリーズでもあった。15号機は前回、地元の中村格が上位級のパワーを披露。吉田も最後まで「ノーハンマー」を貫き通して王道Vへつなげた。

 2017年9月の住之江・高松宮記念以来、3度目のGI制覇。「これで年末(のグランプリ出場)へチャンスが近づいた。久しぶりにGIを勝てたし、これから加速していきたい」。SGを制した14年以来、2度目のグランプリ出場へ意欲を見せた。そして今年は10月に児島でダービーが開催される。

 「(選考期間の)7月まで勝率を稼いで(出場に)間に合わせたい」

 令和元年にビッグタイトルを手にしたボート王国・岡山のエースが全速力で下半期も突っ走る。(渡辺宏幸)