【水上の女神~レーサーの素顔(179)】生田波美音

2019.5.17 04:55更新

生田波美音

 15日に終了した多摩川サンケイスポーツ賞でデビューを果たした生田は、現役最年少の16歳。ボートレーサー養成所でのリーグ戦の勝率は6.45。124期では第3位の好成績を残した女子の注目株だ。

 「小さい頃から父に勧められていて、本格的に選手になりたいと思ったのは小学6年生でした」

 中学校を卒業後、ボートレーサー養成所に入所。「初期訓練はきつかったけど、レースが始まってからは楽しかったですね」と1年間の厳しい訓練を経て、プロの世界に飛び込んだ。

 多摩川の成績は5着1本と6着5本。「養成所での訓練中はスピードを持って外を回る練習をしてきたけど、やっぱり先輩たちには通用しなかったですね。もっと精度を上げないと」と悔しさをにじませる。

 「レースをするごとに、次はその反省点を生かして走ろうと思っているのですが、まだまだです」

 プロの厳しさを痛感したデビュー節になったようだが、そんな中でもキラリと光ったのがスタートだ。本人は「実は苦手。集中して行っています」と話すものの、6走のうち3走がゼロ台と鋭く踏み込んでおり、度胸のよさが垣間見える。

 「やっぱり勝てる選手になりたい。塩崎(桐加)さんとか大山(千広)さんのようなレースがしたい」

 女子のトップレーサーを目標に掲げる伸びしろたっぷりの16歳が、これから水上で腕を磨いていく。(立山友基)

■生田 波美音(いくた・はみね) 2002(平成14)年9月2日生まれ、16歳。新潟県出身。19年3月に第124期生として選手登録。東京支部所属。趣味は食べること、旅行。好きな食べ物はラーメン、はちみつ、チョコレート。6月5日開幕の鳴門一般戦に出場予定。165センチ、47キロ。血液型A。