【門別日記(13)】ハッピースプリント、門別で復帰へ

2018.7.30 19:00

 2013年に門別競馬場でデビューしその年の全日本2歳優駿=川崎=を制覇、大井競馬へ移籍後も東京ダービーや浦和記念などを勝利し、これまでに2度NAR年度代表馬の座に輝いているハッピースプリント(牡7)が、古巣のホッカイドウ・田中淳司厩舎に移籍。30日に門別競馬場で行われた能力検査に姿を現しました。

 ツメの不安により、昨年3月のマーチS=中山=(14着)以来戦列を離れていましたが、「牧場でもしっかり乗り込んできた」(田中淳師)だけあって、この日の馬体重は前走時よりも6キロ少ない534キロ。1000メートルの距離で行われた能力検査では、併走馬がゲートで大きく立ち遅れてしまったぶん、終始単走のような形での走りとなりましたが、残り100メートル過ぎにステッキを一発入れられた程度にもかかわらず、1分00秒8という実戦並みの時計を披露。さすがのパフォーマンスに、田中淳師も

「砂を入れたばかりで時計が出づらい馬場にもかかわらず、これほどの時計で動けるのですから、やはりモノが違いますね」

 と目を丸めていました。

 当面の目標は道営記念(11月8日、門別)とのこと。ルール上、転入馬は10月11日までに3回以上出走しなければ同レースに登録できないため、今後はそこから逆算したローテーションになるものと思われます。これから2歳戦線が大きな盛り上がりを見せるホッカイドウ競馬ですが、ハッピースプリントの復帰により、古馬戦線も見逃せない戦いが続くことは間違いないでしょう。

山下広貴(やました・ひろき)

 1988年北海道生まれ。小学生の頃、父親に連れられて足を運んだ札幌競馬場でホッカイドウ競馬の魅力にのめり込む。大学卒業後はホッカイドウ競馬・馬産地取材を中心とした競馬ライターとして活動、4月より「サンスポZBAT!競馬」門別本社予想&パドックを担当。

閉じる