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2018.7.12 05:01

【ジャパンDD】3歳砂王ルヴァンスレーヴ!

ルヴァンスレーヴ(手前)が豪快な追い込みを決めて、3歳ダート王の座に就いた

ルヴァンスレーヴ(手前)が豪快な追い込みを決めて、3歳ダート王の座に就いた【拡大】

 ミルコ・デムーロ騎乗で1番人気、JRAのルヴァンスレーヴが後方追走から直線で豪快に追い込んで快勝。全日本2歳優駿、ユニコーンSに続く重賞3勝目を飾り、3歳ダート界の頂点に立った。タイム2分5秒8(良)。1馬身1/2差2着はオメガパフュームで、さらにクビ差の3着にグレートタイムが入り、JRA勢が上位を占めた。

 熱帯夜の粘っこい空気を、一陣の疾風が切り裂いた。1番人気のルヴァンスレーヴが豪快な追い込みで、3歳世代のダート王に君臨した。

 「めっちゃ気持ちいい!」

 相棒のしびれるような末脚に、ミルコは快哉(かいさい)を叫んだ。出負けにも慌てることなく、砂をかぶらないように後方3番手からじっくりと追走。3コーナー過ぎからまくり気味に進出を開始すると、直線では大外からライバルたちを一気にねじ伏せた。

 「すごくいい脚だった。(レース運びは)前からでも後ろからでも何でもできる。体はまだ完成していないけど、頭がいいし、負けたくないという気持ちがすごい」。昨年8月のデビュー戦にまたがったときから「素晴らしい馬」と評価してきた愛馬の頑張りに鞍上は最敬礼だ。

 「スタートはいつもそう(出遅れる)ですが、きょうは幸い、予想の範囲。距離や(右)回りなど不安もあったけど、直線ではすごい脚を使ってくれた」と(株)G1レーシングの吉田正志代表は笑顔。今後は放牧に出され、秋の大レースに備える予定だ。「完成はまだ先なので、もっと良くなると思います。次はチャンピオンとして安心して見ていられるかと思います」と吉田代表は自信のコメントを残した。2週前にこのコースで帝王賞を制したゴールドドリームなど名だたる年長馬との戦いでも、驚異の末脚から目が離せない。(漆山貴禎)

◆入場&売り上げ

 ジャパンダートダービー当日の大井競馬場の1日の売り上げは30億5579万3780円(トリプル馬単2101万1580円を含む)で、前年との比較で112・3%。ジャパンダートダービー1レースの売り上げは、16億2406万1300円(前年比128・0%)で、前年に記録したレコードをそれぞれ更新した。入場人員は1万5756人で、前年比102・7%だった。

■ルヴァンスレーヴ

 父シンボリクリスエス、母マエストラーレ、母の父ネオユニヴァース。鹿毛の牡3歳。美浦・萩原清厩舎所属。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は(株)G1レーシング。戦績は6戦5勝(うち地方2戦2勝)。獲得賞金1億4008万4000円(うち地方8000万円)。重賞は2017年交流GI全日本2歳優駿、18年GIIIユニコーンSに次ぐ3勝目。ジャパンダートダービーは萩原清調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。馬名は「風立ちぬ(フランス語)」。

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