【全日本選抜競輪】郡司浩平が地元でうれしいGI制覇!

2021.2.23 16:43

 今年最初の競輪GI「第36回全日本選抜競輪」の決勝戦が23日、川崎競輪場の第12レースで争われ、郡司浩平(30)=神奈川・99期=が優勝。昨年の競輪祭に続く2度目のGIタイトルをホームバンクで手に入れるとともに、KEIRINグランプリ2021(12月30日、静岡競輪場)の出場権を獲得した。2着は郡司マークの和田健太郎、3着には守沢太志が入った。

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 ホームバンクで大きな期待に応えた。果敢な逃げを打って出た深谷に乗り、郡司が番手まくり。踏み上げてきた平原と清水の反撃を見事に断ち切り、昨年11月の競輪祭に続くGI連覇を成し遂げた。

 「うれしさはまだ…込み上げてこない。ホッとしたという感じです」

 2つ目のGIタイトルを地元で飾り、面目を施した南関のエースは静かに口を開く。2センターで車を外に振った際には、接触した平原の前輪が破損。「車体故障があったので、どうかな…と。半信半疑で確信できなかった。審議になったし」と神妙に振り返るが、3/4車身差の内容は完勝といっていい。

 新たに南関東の仲間に加わった深谷の懐の大きさを思い知るシリーズでもあった。今節は3度の連係で全て深谷が先行。郡司の地元Vに大きく貢献した。今後は前後を入れ替えての連係も視野に入るが「今回は僕の地元ということで甘えさせてもらったけど…。今回の深谷さんの出来だと僕に前を回る資格はない」と偉大なる先輩をたたえつつ、さらなる飛躍を誓った。

 このVでKEIRINグランプリの出場権を獲得。年末の舞台は同じ南関地区の静岡だ。「僕がもっと強くなって、ひとりでも多く南関勢が(GIの)決勝へと勝ち上がれるように」と大一番を見据える。

 謙虚で律義な神奈川のプリンスが、絆を紡ぎ、競輪の神髄を体現していく。(宮本克美)

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■郡司浩平(ぐんじ・こうへい)1990(平成2)年9月4日生まれ、30歳。神奈川県出身。市立横浜商高卒業後、父・盛夫さん(50期=2018年7月引退)の影響を受け、99回生として11年1月に川崎でデビュー(21(8)着)。17年ウィナーズカップ、19年共同通信社杯、とGIIで2度優勝。昨年11月の競輪祭でGI初優勝。今回、GI連覇となる。通算成績は773戦261勝、2着134回、3着67回、着外311回。通算取得賞金は4億2270万9900円。167センチ、80キロ。血液型A。

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