競輪:ニュース競輪

2020.3.23 21:14

卒業記念レースは青柳靖起、尾方真生がそれぞれV

卒業記念を制した尾方真生(左)、青柳靖起(右)

卒業記念を制した尾方真生(左)、青柳靖起(右)【拡大】

 日本競輪選手養成所の第117回(男子70人)・118回(女子21人)選手候補生の卒業記念レースが23日、静岡県伊豆市にある同所内のJKA400(屋外ピスト)で行われ、男子は青柳靖起(こうき、20)が3番手から踏み上げてV。女子は尾方真生(20)が5番手からまくり気味に追い込んで頂点に立った。きょう24日に卒業式が行われ、25日に選手として登録。5、6月に開催される競輪ルーキーシリーズ(広島5月15~17日、小倉・ナイター29~31日、伊東温泉6月12~14日)でデビューを果たす。

◆男子は青柳が卒記チャンプに

 自らを冷静に分析した走りで、青柳が見事に勝利を手繰り寄せた。「強い選手ばかりだったから、なるべく前に行ってレースを動かそうと思いました」。俊敏な立ち回りで3番手キープから勝ち切ると、してやったりの表情を浮かべた。

 小学校3年生から10年間、野球に熱中。だが、実力を受け入れ、野球でプロになることは諦めた。そんな中、折尾愛真高校の奥野博之監督から競輪選手になることを勧められた。

 「監督はどうやら賭けるのが好きだったようですけどね。でも、そのおかげで今の自分があるので」

 自転車競技は未経験だったが身体能力が高く、勝負強さに加えて性格も負けず嫌い。一歩ずつステップアップして王者に輝いた。

 「九州を代表する先行選手になりたいです。先行で勝てるように」。力強く言い切った青柳が、競輪界に旋風を巻き起こす。

◆女子は尾方がV

 ここ一番で持ち味の瞬発力が生きた。競走成績順位2位の尾方が、5番手からまくり気味に踏み上げて卒記クイーンの座をつかみ取った。

 「まくりが得意なので、それを生かした走りができたらいいなと思いました」

 小学校6年生で始めた陸上競技。高校3年生のときに高校総体100メートルで2位に入るなど短距離種目で活躍していただけに、ダッシュには自信があった。

 「いつもは焦ってしまっていたけど、冷静に判断できましたね」。もつれた前団を一気にのみ込む思惑通りの走りで頂点に立ち、自然と笑みがこぼれた。

 出身地にある熊本(登録地は福岡)のバンクで練習するレーサーのスピードに憧れて、選手になることを決意。大学を休学して養成所に入った。今後は学業との両立も考えているというが、「グランプリで優勝したい」という目標を達成するためにも、まずは脚力アップに全力を注ぐ。

関連

  • 西島叶子、尾方真生、永禮美瑠
  • 松本秀之介、青柳靖起、長田龍拳