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2020.1.14 04:58

松浦悠士が「和歌山グランプリ」を強烈まくりで制圧 4回目GIII制覇

優勝した松浦悠士はタレントの丸山桂里奈(左)とマスコットキャラクターのワカちゃん(右)から祝福を受ける

優勝した松浦悠士はタレントの丸山桂里奈(左)とマスコットキャラクターのワカちゃん(右)から祝福を受ける【拡大】

 和歌山競輪の開設70周年記念「和歌山グランプリ」(GIII)は13日、第12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(29)=広島・98期=が強烈まくりで制圧。昨年9月富山以来、4回目のGIII制覇を飾った。2着はマークした渡部哲男で、3着には直線中を突っ込んだ大槻寛徳が入った。

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 輪界指折りのオールラウンダーが宣言通りのタテ勝負で“新春初笑い”を決めた。後ろ攻めとなった松浦は赤板過ぎからレースを動かすと、菅田、稲毛が次々と叩きに出て、最終HSでは7番手に逆戻り。それでも、BSから猛烈に加速すると前団を鮮やかに一蹴。車間を開け待ち受けた村上の牽制も難なく乗り越え、ラストは連日かわされていた渡部も振り切った。

 「早めに斬って同型の2人を動かしてからと。前が踏みあってたし、タイミングをみて仕掛けた。いいスピードで行けましたね」

 昨年末に競輪祭でGI初戴冠を決めたが、初出場したGPは清水裕友目標で共倒れに。今回は「悔しさしかなかった。今年こそは獲るという気持ちで」と心機一転で臨んだS班としての始動戦だった。大一番でタッグを組んだ清水は先に立川記念でVを決めたばかり。GPの疲れが見え隠れするなかで、「裕友に負けられない」との気概を胸にライバルを打ち破ったことは、さらなる高みを目指す上でも自信となるはずだ。

 「今回はタイトルが“WGP”ということで少し悔しさは晴らせましたけど(笑)、年末のGPに向けて頑張っていきたいです」

 S班として今後も大きな期待を背負っていくが、そのプレッシャーを力に変えるだけのバイタリティーを秘める29歳。今年もグレード戦線はもちろん、大舞台でも縦横無尽に輝きを増していく。(小橋川寛)