競輪:ニュース競輪

2019.8.18 22:13

新田祐大がオールスター2度目のV 18日名古屋最終日

第62回G1オールスター競輪を制し優勝の賞金ボードを掲げる新田祐大

第62回G1オールスター競輪を制し優勝の賞金ボードを掲げる新田祐大【拡大】

 名古屋競輪場で開催された『第62回オールスター競輪』(GI)は最終日の18日、第11Rで決勝戦が行われ、新田祐大(33)=福島・90期=が平原康多とのまくり合いを制し、4年ぶり2度目の大会Vを飾った。シリーズ制GIの優勝は7度目。賞金4400万円(副賞含む)を獲得し、年末の『KEIRINグランプリ2019』(12月30日・立川)の出場権も手中にした。脇本雄太らナショナルチームの同僚が敗退する中、“最後の砦”として意地を見せ、来年の東京五輪へ視界良好だ。

           ◇

 絶対に負けられない-。新田がプレッシャーを跳ね飛ばし、昨年の全日本選抜以来となるシリーズ制のGI・7度目の優勝を成し遂げた。

 「GIの決勝やグランプリを何度も走っているけど、今までにない緊張感でしたね。後輩の熱い気持ちに応えないと-という思いで走りました」

 ラインの先頭に同地区の後輩・菅田、そして渡辺、佐藤と同県の先輩が3、4番手を固める鉄壁ラインで臨んだ決勝戦。前受けからレースを進めた菅田は郡司を突っ張り、別線を一度も前へ出すことはなかった。ひしひしと伝わってくる後輩の気迫。チャンスを逃すわけにはいかなかった。

 「もう少し早く出て行きたかったけど、菅田君の先行力がすごくて苦しかったです。ラインでワンツースリーができなかったのは悔しいけど、でもうれしい」

 残り半周は、最終2角5番手からまくり上げた平原との壮絶な踏み合いとなった。だが、持ち前のダッシュ力で踏み勝ち、真っ先にゴールへ。

 「菅田君は(あっせんをしない処置で)今年最後のGIだったのに頑張ってくれました。先輩方も後ろに付いてくれて。ありがとうという気持ちです」

 仲間との絆でつかみ取った優勝。喜びもひとしおだった。4日目に行われたガールズドリームレースでは、ナショナルチームでともに汗を流す小林優香、太田りゆがVを逃した。その2人の悔しさを晴らすレースでもあった。これで年末の『KEIRINグランプリ2019』の切符もゲット。

 「次はグランプリになると思うけど、今以上に強くなれるように頑張りたいですね。期待を一身に背負うことも勉強できたので、五輪にも生かせるように-」

 来年の東京五輪でのメダル獲得を目指し、今後も自転車競技中心の生活を送ることになる。だが、年末の大一番でも、UCIケイリン世界ランク1位の実力を見せつけてくれるだろう。(仲野谷有紀)