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2019.7.12 04:57

【競輪特観席】取手完全Vの坂井ら令和の新人続々登場

 輪界もシーズン折り返し時点に突入した。明日13日からは別府で後半戦最初のビッグとなるサマーナイトフェスティバル(GII)が開催されるが、7月は新人がデビューを迎える時期でもある。今回は大きな夢と野望を抱き、プロとしての第一歩を踏み出した令和初のルーキーたちにフォーカスをあててみたい。

 まず男子では、115期生の在校No.1に輝いた坂井洋(24)=栃木=が6日最終日の取手で完全Vを達成。準決は大差勝ち、さらに決勝では上がり10秒台のまくりを繰り出して、期待に違わぬスピードとスケール感を見せつけた。在校時は成績優秀者に与えられるゴールデンキャップを獲得し、先輩からの評価も高い。車体故障もあって卒記チャンプの座は逃したが、同郷の“レジェンド”神山雄一郎を目標に、ひのき舞台に登場する日も近いだろう。小原佑太(23)=青森=もナショナルチームの練習に参加するなど、底知れぬポテンシャルを秘めている。8日の伊東決勝はG前逆転されて惜しくも完全Vは逃したが、3走とも主導権を握っての好内容だった。デビューはまだだが卒記チャンプに輝いた山本修平(23)=東京=も将来性が楽しみな逸材だ。

 女子は116期の卒記クイーンとなった鈴木樹里(19)=愛知=が10日に地元の豊橋でデビューしたが、まくり不発で6着とホロ苦い結果に。それでも、ガールズはクラス分けがなく、新人がいきなり頭角を現すのは難しい。在校No.1の山口伊吹(19)=長崎=はきょう12日に大宮でデビューを迎える予定だが、ともに場数を踏んでいけば“ガルコレ”出場なども視野に入ってくる器だ。

 今回取り上げた選手以外にも、魅力あふれる素材は数多く控えている。最近は脇本雄太に触発された若手の台頭が目立ってきているが、ルーキーたちも負けじと、自らの力と存在感をアピールしていってほしい。(小橋川寛)