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2019.3.15 04:58

【KEIRIN特観席】脇本&若手参戦に期待

 先日閉幕した松山記念は地元の渡部哲男が約10年ぶりに記念Vを飾った。苦しんだ時期もあっただけに、表彰式では感極まって男泣き。中四国勢に力のある若手自力タイプが台頭してきたことにより、今後も渡部が特別競輪で活躍する姿がみられそうだ。

 今年は渡部だけでなくベテラン勢の奮闘が目立つ。年明け初戦の立川こそ昨年大ブレークした清水裕友が優勝したが、その後は池田憲昭が和歌山、神山拓弥が大宮、村上博幸が松阪を制覇。2月に入ると奈良は村上博、3月の玉野は阿竹智史と、記念9場所中、6場所で中堅以上のベテラン勢が制した。今年のGI・第1弾「全日本選抜競輪」(別府)も中川誠一郎が優勝。前半戦は若手にやや元気がないのが気になった。

 21日に大垣で開幕する「第3回ウィナーズカップ」(GII)は、そんな流れが大きく変わる可能性のあるシリーズだ。選考基準にヤングGP出場者や、FI決勝1~3位回数上位者という項目が含まれており、普段はグレードレースよりもFIが主戦場となっている若手が多数参戦するからだ。GIにはなかなか出場できない2班の選手が20人以上。挑戦者の立場の選手が多いので、車券的にみてもおもしろいシリーズになるのは間違いない。

 もうひとつの注目点は脇本雄太が参戦する可能性が高いこと。昨年のGI戦線のキーマンになった男が、今年初めての実戦でどんな戦いをみせてくれるか。今年から初日特選など番組が一部変更された記念は、やや迫力を欠くレースも散見するが、ウィナーズCは激しいバトルに期待したい。(西岡真也)