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2018.9.14 04:58

【KEIRIN特観席】真価が問われる山崎賢人に注目

 先月、いわき平で行われた「第61回オールスター競輪」は脇本雄太のGI初制覇で幕を閉じた。日本選手権競輪と高松宮記念杯は三谷竜生が優勝を飾っているが、いずれも脇本の番手回りから抜け出したもの。今年のGI戦線は脇本を中心に展開してきたといっても過言ではない。

 きょう14日に高知競輪場で開幕する「第34回共同通信社杯」(GII)は、その脇本をはじめ、新田祐大、渡辺一成、深谷知広らナショナルチーム組は出場しない。さらに、FI戦の成績上位者を優遇する選考基準が入っているため、グレード戦線が主戦場の選手たちが選考もれしているケースも多い。逆にFI戦で活躍している若手が名前をアピールする絶好の舞台ともいえる。予選は自動番組でシードはなく実力者と対等な立場で戦えるのも大きい。

 中でも注目したいのがGI初出場だったオールスターで決勝入りした山崎賢人だ。デビュー当初から、そのポテンシャルは評判だったが、いきなりのGIで決勝に進出するとは誰も予想してなかったはず。準決勝は落車があり運に恵まれた面もあっただけに、今大会で真価が問われそうだ。

 近畿地区では南潤に次代を担う大砲としての期待が集まる。全プロの1キロタイムトライアルで早坂秀悟ら強敵を相手に優勝するなど、山崎以上に素質を評価されていた逸材だ。近況はやや停滞気味だが、同期・山崎の活躍が大きな刺激になったのは間違いない。この2人の他にも楽しみな若手が多く、ナショナルチーム組が不在でも見逃せないシリーズになる。(西岡真也)