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2018.7.13 04:57

【競輪特観席】注目ルーキーたちの初陣をピックアップ

 時がたつのは本当に早いもので、2018年も折り返し地点を通過した。7月は新期のスタートでもあるが、同時に新人がデビューを迎える時期でもある。今回は夢と野望を抱き、プロとして第一歩を踏み出した注目ルーキーたちの初陣をピックアップしてみたい。

 まず、男子では113期の卒記チャンプに輝いた藤根俊貴(23)=岩手=がその素質を存分に見せつけた。5日の小田原初日は赤板から抑え先行で主導権を握ると、番手を回った前期A1班の嶋貫高大をじわじわと千切っていく力強い内容で完勝。準決勝は鐘4角まくりで2着に9車身差を付け、決勝も同期二人を寄せ付けずに鋭いまくりで完全優勝を決めた。スピードは“エグい”と感じさせるものがあり、大舞台を沸かせる日も近いだろう。

 在校成績No.1となった橋本瑠偉(23)=佐賀=は6日に地元・武雄でデビュー。初日は6着に沈んで悔しい思いをしたが、2日目から2連勝と巻き返してみせたのは流石だった。他では、そのシリーズを制した上田尭弥(20)=熊本=や、嵯峨昇喜郎(19)=青森=が“完全Vデビュー”を飾っている。

 女子の114期では在校1位&卒記クイーンとなった柳原真緒(21)=福井=が7日初日の奈良に登場。23(2)着で初勝利&優勝はお預けとなったが、決勝は先行で加瀬加奈子や中村由香里といった実力者に先着していて、潜在能力の一端を感じさせる内容だった。クラス分けのないガールズでいきなり頭角を現すのは難しいが、経験を積むことで上位陣との差は確実に縮まっていくはずだ。

 一時代を築いた鈴木誠(53)=千葉・55期=が引退を発表して寂しい思いをしたファンも多いと思うが、ルーキーにも魅力あふれる選手はそろっている。偉大な先輩に追い付き追い越せの精神で、競輪界を盛り上げていってほしい。