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2017.10.13 04:56

【競輪特観席】北日本勢の躍進目立つビッグ戦線

 9日まで前橋競輪場で開催された「第26回寛仁親王牌」は番手戦で抜け出した渡辺一成(34)=福島・88期=の優勝で幕を閉じた。地元開催の平オールスターからGI2連続Vとなったが、ともに前でライバル勢を粉砕し、この快挙の“立役者”となった新田祐大の活躍は見逃せない。

 北日本勢はスピードに優れた機動型が数多くそろっているが、個の力だけでは勝てないのが競輪。いざタイトル争いとなると連係がかみ合わず、よりラインを意識した戦いをする関東や近畿にタイトルをさらわれるケースが多かった。それが最近は北日本の主軸となった新田と渡辺が前後を入れ替わりながら連係を深め、今年度GII以上のビッグ6開催のうち4つを両者で制圧(新田は高松宮記念杯とサマーナイトF)と成果も現れている。輪界トップクラスのスピードを秘める両雄がしっかりとタッグを組めば怖いものはなく、年末のGPまで一気に席巻してしまいそうな勢いだ。

 一方で地元地区開催だった関東勢は決勝進出がゼロというさみしい結果に。核となる平原康多は初日の落車が響き、落車明けの武田豊樹も精彩を欠いていた。それでも今年ラストの特別競輪となる11月競輪祭は、両者で3年連続決勝ワンツーを決めている“ドル箱”の舞台。このまま黙っていることはないだろう。

 GP出場権争いは今年のGIを制している新田、渡辺、三谷竜生、平原が当確で、賞金ランク5位の浅井康太も安全圏。賞金上位の武田、深谷知広、諸橋愛も優勢だが、まだ予断を許さない状況だ。一発逆転を狙う村上義、稲垣の京都SSコンビや、平塚開催の今年にGP初出場をかける郡司浩平の執念が実るのか。クライマックスを迎える競輪祭まで1カ月余り。激闘の連続から目が離せない。(小橋川寛)

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