競輪:ニュース競輪

2016.5.30 04:52

【30日川崎1R】伊藤公人、闘争本能は衰えず!

伊藤公人

伊藤公人【拡大】

 《さあ出番だ》鉄人が帰ってきた。昨年3月14日の松戸を最後に実戦から遠ざかっていた伊藤公人が30日、実に443日ぶりに戦列復帰を果たす。

 長期におよんだ欠場の理由は、表向きには『家事都合』。「母親が痴呆症にかかっちゃって、その介護なんかで…」とのことだが、“重病説”が飛び交ったことを尋ねてみると「確かに体調を崩した時期もあったし昨年の4月には手術も受けたけど、今はどこも悪くないし健康そのもの」と元気に答えてくれた。

 1985年の立川ダービーで特別初出場を果たした直後に肝炎を患い、3年間の闘病生活の末に一気にB級2班まで陥落したが、不屈の精神力でS級1班に返り咲き。また97年にA級に落ちた際もレインボーファイナルを経てS級に昇級、07年前期には10年ぶりにS1復帰も果たしている。

 そんな鉄人だが、代謝制度で恐らく選手生活は来月まで。「これだけ休んじゃったから仕方ないよね」。周囲をピリピリさせたかつての威圧感はなく、温和な表情がかえって寂しかったが、久々の実戦にも「走る以上は全力で戦う。何とかするよ」とキッパリ。闘争本能は薄れていない。