4日に開催が予定されていた小倉競輪2日目(FI)は、体調不良による欠場者が続出したため開催が中止された。5日に行われる予定だった最終日の中止も決定し、開催打ち切りとなった。中止となったレースの車券はすべて返還となる。
北九州市によると選手が腹痛や吐き気などを訴え、10人が病院で診察を受け、一部が簡易検査で感染性胃腸炎と診断された。4人が入院している。市は選手宿舎で集団食中毒が発生した疑いがあるとみて調べている。
出場選手99人は2日から競輪場に隣接する宿舎に入り、期間中は宿舎での食事が義務付けられていた。3日夜から腹痛や吐き気を訴え始めたといい、ほかにも体調不良を訴えている選手がいる。
食中毒による開催中止は、2000年4月16、17日の青森競輪以来。昨年2月11日の和歌山競輪ではノロウイルスの感染により、体調不良者が続出し、6人が欠場している。