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2014.6.22 22:00

松戸ガールズを振り返る~106期はハイレベル!

 初日から熱戦を繰り広げてきた松戸『ガールズケイリン』の決勝戦は最終日の22日、第9Rで決勝戦が行われ、S取りからそのまま先行策に出た山本奈知を中村由香里が最終1センターで番手からまくって快勝、今年7度目、当所では通算3度目の優勝を飾った。

 「初日に失敗しているのですごく緊張はしていたけど、とにかくきょうは優勝することしか考えていなかった」と話すだけあって、この日の中村はスタートから集中。山本、矢野光世とのS争いは内枠の利で山本に軍配が上がったが、中村はすんなり山本の後位におさまる。「スタートでいい位置に入れたのが大きかった」とレース後に話してくれたが、確かに2日間とも先行している山本の後位は中村ならずともおいしい位置。結局、山本-中村-矢野光世-青木美優-高木真備-奈良岡彩子-戸田みよ子で早くも隊列が整って周回を重ねた。

 動きがあったのは赤板過ぎ。最後方ではまずいと思った戸田が好位を狙って追い上げて出ると、これに高木-奈良岡が続くが、戸田の上昇に合わせて山本が誘導員をかわして先行。突っ張られた戸田は青木の後位に付け直すが、外で我慢した高木はジャンで仕掛けて出るが不発。展開有利に運べた中村が山本の番手からまくり、矢野を振り切って次走のガールズコレクション(29日、取手)に弾みをつけた。

 今回のガールズは106期の新人が3人出場したが、高木、山本、青木と3人そろって見事に優出。中でも高木は初日に矢野の先行をまくって10戦目にして初勝利を挙げると、2日目には中村との壮絶な踏み合いで2着をキープ。また決勝も含めて3日間とも先行勝負に出た山本は初日に前受けからの逃げ切りで中村を最下位の7着なに沈める大金星。決勝が中村が山本の後位を回ったのも、そんな山本の積極的な姿勢を評価してのことだ。

 106期生は小林優香がデビューから負け知らずの9連勝、石井貴子も6連勝とその実力を遺憾なく発揮しているが、この日は立川で奥井迪が加瀬加奈子を相手に優勝。今回の松戸組も予想以上の結果を残すことができたし、106期生はどうやら下馬評以上にハイレベルといえそうだ。

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藤巻伸司(ふじまき しんじ) 競輪担当

プロフィル

サンスポで競輪を担当して30年目に突入。さすがに全盛時の体力はないが、勘と決断力は鈍っていないと自負している。これからも感性に磨きをかけて好配当を提供していきたい。