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2014.3.12 22:10

武田ら3選手に1年間の自粛休場勧告…SS脱会騒動

会見する佐久間重光理事長

会見する佐久間重光理事長【拡大】

 日本競輪選手会は12日、東京・板橋区の同本部で理事会を開き、一般財団法人SS11(エスエス・イレブン)への移籍を企図した23選手への処分を発表した。長塚智広(31)、武田豊樹(40)、村上義弘(39)の3選手には5月1日から1年間の競輪出場の自粛休場勧告の重いペナルティーが下った。新田祐大(28)、平原康多(31)には8カ月、佐藤友和(31)、成田和也(35)らには6カ月の処分が下り、トップクラスが大挙欠場する異例の事態となった。

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 輪界に衝撃が走った。一般財団法人SS11(エスエス・イレブン)への移籍を企図した選手への処分を決める日本競輪選手会の理事会は12日、同本部で午後12時30分から4時間以上行われ、首謀した長塚智広、武田豊樹、村上義弘には1年間の出場自粛休場勧告が下った。

 理事会後、佐久間重光日本競輪選手会理事長が会見。「SS11に移籍を企図した会員は、公営競技の現場を混乱させ、会の規律を乱した。軽い制裁ではよくないという結論です」と、重いペナルティーへの理由を説明した。斡旋が決まっている4月いっぱいは出走するが、5月以降は自粛休場勧告が下る。

 「期間の強弱については関わりが大きい選手が1年間で、その関わりの大きさで処分が下りました」

 自粛休場勧告だけに強制力はないものの、佐久間理事長は「本人たちは勧告を受けると話している。一筆もらっている」と明かした。

 選手会としては重いペナルティー。1年間の自粛休場勧告は「ここ数年間で、交通事故を起こした選手には過去2例ある」とのことだが、異例の重い処分だ。

 長塚は04年アテネ五輪チームスプリント銀メダル獲得に貢献。武田はスピードスケートで02年ソルトレーク五輪出場後に転身。GI戦線で活躍している。村上義は“魂の走り”で近畿地区を代表する選手。今年暮れに近畿で初めて開催される岸和田グランプリに出場できなくなるのは大きな痛手だ。

 「トップ選手が不在となるが、他にもファンを魅了する選手はいる。彼らに普段以上に頑張ってもらいたい。そして、制裁のあと戻ってきた選手には熱い声援をお願いしたい」。昨年暮れに勃発した選手会離脱騒動はトップ選手の長期欠場という処分で決着をみた。

 ◆佐久間重光・日本競輪選手会理事長 「理事会での慎重審議の結果、当該会員たちの処分が決定しました。本人たちには、この処分を重く受け止めて反省してもらいたい。お客さま並びに関係者の皆様には、お騒がせいたしましたことを改めておわび申し上げます」

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