競輪:ニュース競輪

2013.12.30 16:42

【KEIRINグランプリ】金子貴志が初優勝!

グランプリを制し、1億円の賞金ボードを掲げる金子貴志。右は長澤まさみ

グランプリを制し、1億円の賞金ボードを掲げる金子貴志。右は長澤まさみ【拡大】

 金子が悲願達成-。今年のフィナーレを飾る「KEIRINグランプリ2013」は30日、立川競輪場で行われ、金子貴志(38)=愛知・75期=が直線で抜け出して勝ち切り、輪界の頂点に立った。金子はグランプリ初出場にして初制覇、賞金1億円(副賞含む)を獲得して賞金王の座についた。2着には浅井康太(三重)が入り、中部勢による上位独占となった。

 揺るぎない師弟の絆。金子貴志が、主導権を奪った愛弟子・深谷知広の番手から抜け出し、競輪界最高峰のレースで頂点に立った。鳴り止まない大歓声。金子は右手を天に突き上げ応えた。

 「本当にうれしいです。深谷があんなところ(打鐘前)から踏んでくれて…。3番手に浅井がいたので落ち着いて走れたし、あらためてラインの大切さがわかりました」

 感慨深く勝利の味を噛みしめ、ともに戦った仲間への感謝の言葉を口にした。この大舞台に初めて立てたのも、決して一人だけの力ではなかった。悲願のGI初制覇を飾った今年7月の寛仁親王牌、そして直前の小倉競輪祭もVへ導いたのは他ならない愛弟子だった。

 「すべて深谷のおかげです。(GI制覇を)諦めかけたときもあったけど、もう一度頑張ろうという気持ちになれた。今回は家族も来てくれたし、たくさんの人に応援してもらいました」

 地元地区以外の競輪場に初めて応援に駆けつけた家族。この日は、長男・燎世(りょうせい)君の12歳の誕生日。最高のプレゼントを贈ることができた。そして夫人の泉さんは「最後の半周はまともに見られなかった。まだ夢を見ているみたいです」と夢心地で金子を出迎えた。

 これでGPウイナー、賞金王と2つの称号を手にした金子だが、浮かれることはなかった。来年は、GP覇者の証である1番車のグランプリユニホームを着て戦うことになる。

 「来年に向けてさらに練習して、恥じないレースをしたい。一戦一戦、気持ちのこもった走りができるように…」

 視線の先はすでに次の勝負へ向けられていた。2014年も深谷との“最強師弟コンビ”で輪界の王者に君臨する。(仲野谷有紀)

★サンスポ予想王TVリアルタイム情報アプリ『umaima』
 記者やTMが現場でつかんだ“ここだけ情報”を次々と配信!