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2021.12.1 05:00

【俺のチェックポイント】カジノフォンテン山下師自信「ぶちかまします」

中央馬に真っ向勝負を挑む船橋の雄カジノフォンテン。得意の左回りで地方馬のプライドを、と大貫記者も期待する

中央馬に真っ向勝負を挑む船橋の雄カジノフォンテン。得意の左回りで地方馬のプライドを、と大貫記者も期待する【拡大】

 気になるGI出走馬に直撃取材する『俺のチェックポイント』。チャンピオンズCの2日目は、このコーナー初登場の東京サンスポ・南関東担当の大貫師男記者が船橋のカジノフォンテン陣営に迫った。地方馬の参戦は2008年のフリオーソ(7着)以来。JBCクラシックでの敗戦から中京参戦の意図、意気込みを聞いた。

 金沢で行われたJBCクラシックの最終4コーナーは鳥肌が立った。地方馬が勝ったことがないレースで、船橋のミューチャリーとカジノフォンテンが並んで直線に向いた。結果、ミューチャリーが突き抜けてカジノは6着に敗れたが、2頭が並んだあの瞬間は、今年の地方競馬における一番の見せ場だった。

 とはいえ、カジノ陣営にとっては悔しい敗戦。「やはり右回りが響いたのかなと思います。道中の手応えがどんなに良くても、右回りでは追ってからはじけないんです」と、管理する山下貴之調教師は口元をゆがめた。

 長くJRA馬の厚い壁に阻まれてきた地方勢だが、今年はJBCのミューチャリーだけでなく、川崎記念とかしわ記念でカジノが交流GI勝ち。左回りならJRA勢が相手でも。そこをチェックするべく、陣営に直撃した。以前から右回りに抱いていた不安がJBCで顕在化した形。山下師は「それで、(右回りの)東京大賞典よりチャンピオンズCを目指そうと考えたんです。オーナーに打診したところ、『JRAのジョッキーを起用するならいいよ』とのことで、ミルコ(デムーロ騎手)にお願いすることになりました」と、左回りの中京、さらに馬場をよく知るジョッキーを確保した理由を話した。

 この中間は船橋競馬場の馬場がメンテナンス中だったため、茨城県のミッドウェイファームで調整。本コースが使用できるようになった22日に船橋に帰厩した。「ミッドウェイでもしっかり乗り込んできました。ここ2戦は不完全燃焼だったので、ベストの左回り1800メートルでぶちかましますよ!」と笑顔でこぶしを握った36歳の指揮官。JRA勢の厚い壁も、近年はその差がなくなってきたのは、ミューチャリーとカジノフォンテンの活躍を見てのとおり。南関競馬担当なのでJRAのレースは予想しないが、全力応援の気持ちは変わらない。地方競馬の意地とプライドを、JRAの舞台で見せてほしい。(大貫師男)

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