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2021.11.20 11:37

【BLOOD】短距離志向のキングマンに底力加えるドイツ牝系の母◎シュネルマイスター

シュネルマイスター

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 このレースで引退する名牝。3階級制覇はならなかったが、力のあるところは天皇賞でも十分に見せつけた。得意のマイル舞台に戻って、というところだが、そうキレイに収まるものなのか。

 いろいろ思考を巡らせた結果、◎はシュネルマイスターとした。

 昨年のサリオスと同じく3歳で毎日王冠を制してからの直行。そのサリオスは前述の名牝の壁に軽く弾き飛ばされてしまったが…。だが、最近よく言われるように、世代レベルの高さは今年の3歳のほうがはるかに上。加えて名牝も違うカテゴリーに挑戦したとはいえ昨年ほどの勢いはない。

 血統面でいえば、毎日王冠で懸念した9ハロンへの延長を、短距離志向のキングマン産駒ながら見事にこなした。スローの差し比べではあったが、距離をこなした事実は大きい。母父は系統のなかではスピードにも寄りつつあるインザウィングス直仔のソルジャーホロウだが、もとはといえばサドラーズウェルズ系。さらにドイツの牝系で底力があり、キングマン産駒でも距離をこなせる下地はある。古馬になってからというより、勢いのある今が古馬GIを制するチャンスともいえそうで、勝ってさらに価値を上げたい。

 対抗に名牝グランアレグリア。さすがに◯以下には落とせない。今春はヴィクトリアマイルを大楽勝したが、中2週の安田記念を落とした。ここも天皇賞の激戦から中2週。ディープインパクト産駒は牝馬なら長い期間活躍ができるが、この馬は相当長くトップを張ってきた印象で、3歳馬に天下を明け渡す引き際、というのが最も血統的に似合うストーリーという気がする。

 3番手はグレナディアガーズ。2歳チャンプとなったが、今年は善戦するも勝ち星なし。伸びしろが少ないのか、とも思わせるが、そういうときに平気で激走してくるのがフランケル。いつも言うように単穴の印がよく似合う種牡馬だと思う。母父はアンブライドルド系のハーリントンにシルバーデピュティの掛け合わせ。生真面目そうな種牡馬の配合だが、それだけにフランケルの奔放さをカバーする走りのアシストになれば、GIでの再度激走も見えてくる。(夕刊フジ)

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