JRA障害通算最多勝となる255勝目を挙げた熊沢重文騎手(中央)(左から小坂忠士騎手、小野寺祐太騎手、熊沢重文騎手、平沢健治騎手、石神深一騎手)【拡大】
熊沢重文騎手(53歳)=栗東・フリー=は24日、新潟4R(障害未勝利)をキーパンチで勝ち、1987年4月11日の障害戦初騎乗(グリーンサツキ12着)から1661戦目でJRA史上単独1位となる障害通算255勝目をマークした。今までは星野忍元騎手と254勝で並んでいた。
初騎乗は86年3月2日(阪神7Rジュニヤーダイオー5着)で障害戦騎乗は2年目から。JRA通算成績は1万5187戦1049勝(うち平地は1万3526戦794勝)。重賞は88年オークス(コスモドリーム)、91年有馬記念(ダイユウサク)、2005年阪神JF(テイエムプリキュア)、?年J・GⅠ中山大障害(マーベラスカイザー)など32勝。
熊沢騎手は「あと1つになってから時間がかかってしまいましたが、やっと達成できてほっとしています。レースに対して真面目に、正直に馬に向き合うことを心掛けてきて、それに馬がこたえてくれたおかげでここまで長くやって来られたと思います。今後は次の256勝を目指したいと思います。自分の長所はしぶとさだと思っているので、いつまで続けられるかわかりませんが、少しずつ前に進んでいけたらと思っています」と記録達成の喜びを口にしていた。