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2021.2.24 05:00

【中山記念】逃志満々!バビットが巻き返しへ

重賞2勝の4歳馬バビット。先行力を生かせる舞台で巻き返しを図る

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 今週から関東では中山に舞台を移し、本格的な春競馬がスタート。日曜に行われる中山記念の注目は、有馬記念13着からの巻き返しを狙うバビットだ。過去10年で5勝を挙げている4歳馬で、舞台&距離とも実績十分。開幕週の馬場で身上のスピードを生かして、強豪が集う大阪杯(4月4日、阪神、GI、芝2000メートル)を視界に捉えたい。

 飛躍の年にしたい。昨年、ラジオNIKKEI賞、セントライト記念と重賞2勝を挙げたバビットが、今年の初戦を迎える。先週のGI・フェブラリーSを制したカフェファラオと同じ4歳馬。昨年、牡牝の3冠馬2頭が誕生した特別な世代の素質馬が、新たにスタートを切る。

 「順調にきていますし、馬っ気を出すなど元気があります。気が勝っているところがあるから、元気があるのはいいことですね」

 全休日明けの23日、浜田調教師が気配の良さを伝える。昨年の有馬記念13着後は放牧に出され、今月6日に帰厩。17日の1週前追い切りでは、坂路で自己ベストタイの4ハロン52秒5(ラスト1ハロン12秒6)を計時。プール調教で心肺機能も高めながら、順調に調教メニューを消化している。

 昨年は4月の未勝利戦(福島芝2000メートル)から重賞2勝を含め、すべて逃げ切りで4連勝。だが、菊花賞は2番手からの競馬で10着、続く有馬記念はハナを奪ったが13着。GIの壁にはね返された。指揮官は「メンバーも強かったし、抵抗することなく終わってしまった。(前回は)自分の形に持ち込めたけど、距離も長かった」と敗因を分析する。

 今回は中山1800メートルが舞台。中山はセントライト記念勝ちの実績があり、1800メートルもラジオN賞を制覇するなど、3戦2勝、2着1回と連対率100%を誇る。さらに、開幕週の馬場なら、身上のスピードを存分に生かせそうだ。

 「勝ったときのようにハナを切れればしぶとい。距離が短くなるのはいいし、(今回は)行きそうな馬もいないので競馬の組み立てもできる」

 浜田調教師は期待を込めた。過去10年のこのレースは、4歳馬が最多の5勝をマーク。今回の内容次第で、同期のコントレイルやサリオス、昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアなどが参戦予定の大阪杯も視野に入る。ここで勝利を飾り、ライバルたちに挑戦状を叩きつけたい。(長田良三)

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